歯磨きはいつ行うのが効率的なのでしょうか。食前、食後、朝、昼、晩など、迷ってしまうことがあります。

歯磨きの目的
歯磨きの本来の目的は、歯周病やむし歯の原因となる「プラーク(歯垢)」を取り除くことです。
プラーク中には、歯周病原菌やむし歯菌が存在しているからです。
また、食べかすが隣接面などに入り込むと、歯肉を圧迫したり、歯間離開の原因となります。
まず食物残渣を取り除き、プラークを除去しやすくします。

いつ磨くと良いの?
プラークが歯面に長時間留まりにくくすることが大切です。
従って、夜間口を動かすことなく、長時間にわたり歯面に付着するのを防ぐため、「夜寝る前」には、歯磨きがしっかりされているのが良いでしょう。
「食後」は、すぐに歯磨きを行うと良いでしょう。
食後にプラークが付いていると、虫歯菌の産生する酸でpHが下がり歯面が溶かされます。
但し、酸蝕症の方は、食後少し時間を置かないと歯面が歯ブラシで削られることがあります。
一般的には、食後ただちに磨くのが良いとされます。