2011年11月05日 土曜日
気が付かず、かかりやすい歯周病 天白区コンドウ歯科
歯周病は歯茎の周り(歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨)の病気で、歯肉炎や歯周炎の事を言います。症状が進むまで気が付かないことが多いので、サイレントディジーズと呼ばれています。また、日本人の成人の80%以上が歯周病にかかっています。
歯周病は、細菌の感染によって起こり、しかも複数の菌が起因しています。その原因は、歯と歯肉の境目にたまるプラーク(歯垢)中の細菌です。プラーク1mgの中には、およそ2~3億の細菌がいるといわれます。バイオフィルムという細菌の共同体を作り、悪さをします。プラーク中には、300~400種もの菌がいて、そのうちの歯周病の病原性を持っているものは、30~0種だと言われています。それらの歯周病菌の毒素が原因で歯肉に炎症をひき起こし、支えの歯槽骨を溶かしてしまい、ついには歯が抜けてしまいます。