タバコを吸っている人は、歯周病に関しても問題が起こってきます。
歯が汚れる・・・それだけではありません。
タバコの弊害
1. タバコの「ヤニ」は、タールが歯に付着したものです。
歯ブラシで、なかなか取れず、またタバコを吸うとすぐに汚れが付いてきます。
タールには、およそ60種類の発がん性物質が含まれています。さらに
歯の表面がザラザラするため、プラークが付着して歯周病のリスクが増します。
歯科医院でクリーニングすれば綺麗になります。
2. 「ニコチン」は毒性は強く、害虫駆除に使う農薬に匹敵するほどです。
さらにニコチンは依存性があり、なかなか禁煙するのが大変です。
粘膜の血管を収縮させ栄養分の供給が不十分となります。
歯肉からの出血は少なくなるので、進行していても歯周病の発見が遅れます。
免疫機能も抑制され、歯周病菌に抵抗する能力が低下します。
3. タバコの煙には、一酸化炭素が含まれ、酸素が十分に供給されなくなります。
4. 歯肉へのメラニン色素の沈着があります。見た感じ歯肉が黒く見えます。
煙者の歯肉・歯の状態
1. 歯肉の辺縁部に線維性肥厚が見られる。
2. 重症でも歯肉の発赤、出血、腫脹が目立たない。
3. 歯面のタール着色が強い。
4. 歯肉にメラニン色素沈着が見られる。