2016年11月07日 月曜日
タバコは歯周病の大敵です
タバコを吸っている人は、歯周病に関しても問題が起こってきます。
歯が汚れる・・・それだけではありません。
タバコの弊害
1. タバコの「ヤニ」は、タールが歯に付着したものです。
歯ブラシで、なかなか取れず、またタバコを吸うとすぐに汚れが付いてきます。
タールには、およそ60種類の発がん性物質が含まれています。さらに
歯の表面がザラザラするため、プラークが付着して歯周病のリスクが増します。
歯科医院でクリーニングすれば綺麗になります。
2. 「ニコチン」は毒性は強く、害虫駆除に使う農薬に匹敵するほどです。
さらにニコチンは依存性があり、なかなか禁煙するのが大変です。
粘膜の血管を収縮させ栄養分の供給が不十分となります。
歯肉からの出血は少なくなるので、進行していても歯周病の発見が遅れます。
免疫機能も抑制され、歯周病菌に抵抗する能力が低下します。
3. タバコの煙には、一酸化炭素が含まれ、酸素が十分に供給されなくなります。
4. 歯肉へのメラニン色素の沈着があります。見た感じ歯肉が黒く見えます。
喫煙者の歯肉・歯の状態
1. 歯肉の辺縁部に線維性肥厚が見られる。
2. 重症でも歯肉の発赤、出血、腫脹が目立たない。
3. 歯面のタール着色が強い。
4. 歯肉にメラニン色素沈着が見られる。