2016年12月19日 月曜日
歯磨きの時の出血
歯磨きをすると出血するのは、歯周炎で歯肉に炎症が起きている場合です。
しかし、それ以外にも原因があることがあります。
歯肉からの出血の原因
1. 歯周炎により歯肉に炎症が起きている場合
歯肉からの出血は、歯周炎の進行を意味しており、何らかの対策が必要です。
歯周ポケット内部や歯間部で歯肉の炎症を起こしている場合
外観からは発見しにくいこともあります。
2. 食物や楊枝などにより、歯肉に傷がついた場合
食物形態や食べ方によっては歯肉に傷ができます。トンカツや硬い食物によって
傷ができる場合があります。しかし一時的で治る場合が多いのでブラッシング時に
出血出血する場合はよっぽどの時です。それに比較して楊枝は、
食後使用する頻度が高く知らず知らずのうちに歯の間の歯肉を傷つけるので注意が必要です。
安全な歯間ブラシの使用をお勧めします。
3. 薬が原因している。
抗血小板剤など、血液をサラサラにする薬が処方されている場合があります。
脳梗塞、狭心症などの既往のある方は、この薬が処方されているかを調べてみてください。
4. 全身疾病が関与している
血液系(白血病、紫斑病など)の疾病、貧血のある時です。
如何すればいいの
歯周炎が原因の場合には、プラークコントロールをしっかり行う。
出血はプラークが関与している場合が多く、ブラッシングだけではなく、
歯周環境も改善することが大事です。
かぶせ物の下にプラークが溜まる、歯の間に物が詰まる場合には歯科医院で相談しましょう。