歯周ポケットが8mmあると言われた。
グラついており、抜歯しかないと言われが、他に方法はないだろうか。

正確な診査と診断が必要です
通常、歯の周りには歯肉溝という3mm程度までの溝があります。
それが病的に深くなると、歯周ポケットと呼ばれており、歯周の破壊により深く進攻していきます。
歯の周りのポケットの深さを丹念に4点法、6点法といった方法で測定していきます。
ただ、歯周ポケットが8mmあったらイコール保存不可能となるわけではなく、周囲の支えの骨の残存状況を見極めることが必要になります。
歯茎がやせており、歯周ポケットがほぼ全周に渡り8mm以上、レントゲンで根尖部まで骨が溶けているような場合には、残念ながら抜歯の選択が濃厚となります。

グラつきが強いと抜歯になる?
急性炎症が起こっている場合にはグラつきが強くなります。
歯肉が腫れている、噛むと痛みが急に強くなったなどの症状が出ます。
しかし、あまり目立たないこともあります。
そのような場合には、歯と歯茎の間にできた歯周ポケットの中で炎症が進行していると、ポケット測定時に出血が見られるので、内部の状態を間接的に知ることが出来ます。
もし、慢性的にグラツキがだんだん強くなっているような場合には、前述のレントゲン診査の結果を参考に現在の状況を判断します。
総合的に下された診断をよくお聞きになり、十分なカウンセリングを受けてください。