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    2021年12月27日 月曜日

    奥歯のさらに奥側の歯茎の腫れ

    奥歯は歯みがきがやりにくく、さらに奥側まではうまくハブラシが届きません。
    どうしても磨き残しができやすいため、歯周病による歯ぐきの炎症が悪化しやすくなります。

    奥の歯茎の腫れは鑑別が必要
    歯周病が悪化しやすいだけではなく、歯茎の腫れは別の要因も考えられます。
    1.  親知らずの存在
    まだ親知らずが生えていなくても、炎症を起こすことがあります。
    生えるスペースが少ないため、なかなか生えてこれない、あるいは水平埋伏していると、
    奥歯と親知らずの間に歯周ポケットと同じような隙間が出来てくることがあります。
    奥歯の隙間をたどると親知らずに達しており、そこにプラークが溜まり炎症を起こしてきます。
    2. 虫歯
    虫歯が進み根尖病変ができ、その炎症で歯茎が腫れてきます。
    歯の横が腫れることが多いのですが、奥の方まで腫れが広がってしまうこともあります。

    歯周病を悪化させないようにするには
    まず、歯科医院で歯周病治療を受けましょう。
    ご家庭でのプラークコントロールも非常に大切です。
    奥歯の奥側は、毛が一束だけの「ワンタフトブラシ」で磨くとよいでしょう。
    通常の歯ブラシと比べ、奥側への到達度に優れています。

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    2021年12月20日 月曜日

    詰め物のしてある部分のフロス法

    歯に詰め物がしてある部分にデンタルフロスを通すと脱落してしまうことがあると
    心配されている方が多く見えます。

    詰め物
    型を取り、金属やセラミックを詰めることが多く、せっかく治した部分を再び悪くしたくないのです。
    詰め物はセメント合着してあり、フロスに引っ掛かり脱落してしまうことがあります。
    コンポジットレジンのように型を取らずに充填してある場合もあります。

    修復物が脱落しにくいデンタルフロスの方法
    デンタルフロスのタイプは大きく分けて2種類あります。
    柄と糸が一体になっているタイプ、糸だけで清掃するタイプです。
    柄付きのものは、歯の間に挿入すると再び引き上げなければならないため、脱落のリスクが高くなります。
    一方、糸だけだと、歯の間に挿入した後、横から引き抜くことが出来るため、脱落のリスクは低くなります。
    従って修復物がしてある場合には、糸だけのタイプがお勧めです。

    フロスの糸の使用方法
    両手の指に糸を巻いて、のこぎりのようにギコギコしながら歯の間に挿入します。
    挿入したら、前後の歯に巻き付けるようにして清掃します。
    その後横菜引き出します。
    汚れた糸は再び次の部分には挿入しないようにしましょう。

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    2021年12月13日 月曜日

    知覚過敏の対処方法

    知覚過敏とは、通常何ともない冷水刺激や風刺激、ブラッシングなどで、強い痛みを感じる症状です。

    知覚過敏と鑑別が必要なもの
    1. 虫歯
    虫歯があっても歯の神経に触るような痛みがあり、特に刺激を加えると痛いという点で鑑別が必要です。
    2. 歯周病の炎症
    歯茎に炎症があり痛みを感じると、周囲の歯肉ではなく歯そのものが痛い感じがします。
    3. 口内炎
    口内炎は、1週間から10日程度激痛があり、口内炎が治ると痛みが消失します。
    4. 口の中の傷
    歯ブラシにより歯ぐきに傷がついた、硬い鋭利な食べ物で口の中に傷出来たなどです。

    治療方法
    知覚過敏は、根元などから象牙質を介して歯の神経に刺激が伝わります。
    象牙質には「象牙細管」と言って、歯の神経に至る管があるので、その管を封鎖したり、遮断すれば刺激は神経に伝わりません。
    ・歯科医院で歯に薬剤を塗布する、コーティングをする
    ・知覚過敏用の歯磨剤
    などがあります。
    痛いからといって常に生暖かいもので歯に刺激がないと、かえって知覚過敏が強くなることもあるので注意が必要です。
    適度な刺激により、神経を保護する第二象牙質というものが出来てきて、痛みが減少するともいわれています。

     

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    2021年12月06日 月曜日

    歯周病に悪影響を及ぼす不正咬合

    不正咬合とは、悪い咬み合わせや歯並びのことです。
    歯並びが悪いとプラークが溜まりやすくなり炎症を悪化したり、無理な力がかかるような悪い咬み合わせは支えの歯槽骨を溶かします。

    不正咬合の種類
    1. 歯並びがガタガタ
    歯磨きがしにくいためプラークが溜まりやすく歯周病のリスクが高くなります。
    2. 出っ歯
    口呼吸を行っていることが多く、口の中に炎症を起こしやすくなります。
    3. 反対咬合
    前歯が咬み合わず、奥歯に負担がかかりやすくなります。奥歯の加重負担は炎症が加わると支えの骨の吸収につながります。
    4. 過蓋咬合
    前歯が深い咬み合わせで、同じく奥歯に負担がかかり、前歯が深い咬み合わせの分アゴの動きに制限がかかり顎関節症のリスクが高まります。
    5. クロスバイト
    咬み合わせが前後に互い違いとなり、アゴを動かすたびに無理な力がかかりやすくなります。前後にクロスしているのでプラークもたまりやすくなります。

    矯正治療も考えてみてはどうでしょう
    歯周病治療だけではなく、矯正治療を併用して行うとよいでしょう。
    歯並びが良くなれば、時間的にも効率よく、効果的に磨けます。
    矯正治療は期間がかかりますが、長い目で見れば歯の寿命が延び、審美的にもよくなります。

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    2021年11月29日 月曜日

    歯周病で歯茎からの出血が続く

    歯周病の症状の一つに、歯茎からの出血があります。
    出血が続くのは次のようなことが考えられます。

    歯肉からの出血の原因
    ここでは、歯周病に関しての出血の原因をお話しします。
    1. 歯周病による歯ぐきの炎症
    しかも、歯周病が進行形の時に出血しやすい。
    プラークが落とせていない、あるいは虫歯や不適合冠などが原因でプラークが溜まりやすい環境になっている場合、歯肉に炎症を起こして出血します。
    2. 歯ブラシやデンタルフロスにやり方に問題がある
    歯ブラシで同じ部分を強くこすりすぎる、フロスを歯間部にパチンと入れる。
    いずれも乱暴な取扱いにより歯肉を傷つけて出血します。
    3. 歯肉縁下歯石
    歯肉の中の歯石の刺激により出血を繰り返します。

    対処方法
    歯周病治療をします。
    歯周基本治療により原因を取り除きます。
    プラークコントロール、歯石除去、プラークの溜まりやすい環境の改善(不適互換を取り除く、矯正治療など)、全身的な問題の改善などをします。
    全身的な問題とは、歯周病に影響を与える疾病(糖尿病、骨粗鬆症、メタボ、リウマチなど)のちよぅやコントロールです。
    また、投薬の中には歯肉に影響を与えるものも多く含まれます。

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