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2020年06月15日 月曜日
奥歯の動揺
奥歯に動揺を感じたら要注意です。
動揺を感じる状態
奥歯は複数の根を持つことが多く、下の大臼歯と言われる歯は2~3根あるいは4根あります。
上の大臼歯では、3根が多く見られます。
これらの歯に動揺が見られる場合、歯周病等で周囲の骨がたくさん溶かされていることが多く、
根元の先まで骨が無くなっていることもあります。
1つの根の周りに骨があれば動揺を感じなく、すべての根の周りがかなりの割合で骨を喪失している時
ちょっと具合悪いなと感じるケースが多いのです。
早期発見、早期対策が必要
動揺に気が付いてからだと、手遅れになることが多いため、
定期的に歯科医院でチェックを受け、早期の対策を講じることが大切です。 -
2020年06月08日 月曜日
歯の根元にご用心
歯の根元は弱いため、トラブルを起こしやすいのです。
歯冠部の外装はエナメル質という硬い層で覆われていますが、根元は薄いセメント質です。
歯周病で根元が見えてきたら要注意です。
歯の根元のトラブル
1, 虫歯
根元は虫歯による酸に弱く、すぐに歯髄(神経)に達します。
しかも歯根全体が侵されることが多く見受けられます。
2. 知覚過敏
象牙質が露出しやすく、刺激は神経に伝わりやすい。
3. 審美障害
前歯で歯根が見えてくると、みっともない。
4. 物が詰まる
歯根に行くにしたがって歯は細くなるため、ものが詰まりやすくなる。
5. 破折のリスクが高まる
虫歯や楔状欠損で歯根が細まるため、破折するリスクが高くなります。
上記のリスクを避けるには、歯周病、虫歯予防が大切です。 -
2020年06月01日 月曜日
噛み辛く、何となく不安
食事の時、咬みずらいため、硬い食べ物や噛み応えのあるものを避けていませんか。
噛むのが不安な状態だが、気にするほどでもないと放置してしまっている。
一度、歯科医院でしっかり検査してもらいましょう。
どのような検査をする?
歯周病は、自覚症状がなかなかでなく、気が付いた時には進行していることが多い疾病です。
歯科医院での歯周病の検査は、レントゲン撮影、歯周ポケット検査、プラークチェック、
動揺度検査、口腔内写真、咬み合わせチェック、模型診査などがあります。
歯周病は、生活習慣病と言われ、食生活、喫煙、ストレス、睡眠時間なども影響します。
全身的には免疫力を落とすようなことは避けます。
糖尿病、骨粗鬆症なども深くかかわります。
それらを詳しく調べていきます。
さらに歯周病以外に虫歯、歯根破折などが、咬めない原因のこともあります。 -
2020年05月25日 月曜日
歯磨きでは出血しないのに・・・
歯磨きでは出血しないのに、歯周病の検査では出血があると言われた。
どうして?
歯周病検査の一つに歯周ポケットの深さを測る検査があります。
「プロービング検査」といい、同時にポケット内からの出血の有無を見ます。
「BOP」と呼ばれるプロービング後のポケット内からの出血を見る検査です。
歯肉の外側に炎症がほとんど見られず出血がなくても、
ポケット内部には炎症が見られそこから出血することを示します。
対策は
ポケット内部の炎症をなくすには、まずプラークコントロールをしっかりします。
次に、ポケット内の歯石やプラークを丁寧に取り除きます。
プラークがたまりやすくなる不適合修復物の治療などの環境を整えることも必要です。 -
2020年05月18日 月曜日
根分岐部病変は治療が困難
根分岐部病変とは、複数根ある歯の間に病変を作っているものです。
歯周病などで歯の間り骨が溶かされ、その部に炎症を繰り返すようになります。
予後は
炎症が繰り返されて歯茎が腫れることが多く、予後は不良になる場合が多くみられます。
治療は
根の解剖学的形態、間の骨の熔け具合、残存歯数などに影響を受けます。
・軽度であれば、プラークコントロール、歯周基本治療などを行い、
エナメル突起などの付着を阻害する要素の削除をします。
・中等度になると、組織付着療法、歯周組織再生療法などを行います。
・重度の分岐部が頬舌(表裏)貫通するケースでは、トンネリング、ルートセパレーションなどの方法を行います。
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