ブラッシングの方法は、主なものは十数種類あるが、いずれも長所と短所を持っています。したがってその方に一番適切な方法で歯みがきを覚えて頂くとよいでしょう。

毛先を使うブラッシング方法の特徴
1. 毛先を使うため、プラーク(歯垢)の除去効果が高い。
2. 歯頚部の歯の摩耗により楔状欠損を起こしやすい。
3. 軽く歯肉に当てれば、歯肉のマッサージ効果も得られる。

歯ブラシの毛先を使うブラッシング方法
1. スクラビング法 毛先を歯の表面に垂直に当て、前後水平方向に小刻みに動かす。
2. 横磨き 横に動かして磨く方法。
3. 縦磨き 毛先を歯の表面に直角に当て、垂直の方向に動かす。
4. バス法 軟毛を用い、毛束を歯の長軸に対し45°に当て、毛先が歯肉溝や歯間部に入るように磨く。
5. フォーンズ法 上下の歯を咬み合わせ、毛先を歯面に直角に当て、大きな円を描くように上下一度に磨く。