歯周病は、進行が遅い場合が多いのです。
歯肉の出血や腫れが消退して症状が隠れている時期もあるので、治ったと勘違いすることも多く見受けられます。
しかし、放置してしまうと進行して取り返しがつかなくなります。
放置してしまうと
気が付かないうちに歯周病が進行してしまいます。
最初は、歯磨きの時に歯肉から少し出血したり、歯肉がムズムズする程度です。
やがて歯磨きをしっかりしても、その症状はだんだん酷くなります。
歯肉の腫れと痛みが繰り返して起こります。数日たつと治ってしまうので、たいした事はないと放置してしまうのです。
口臭が強くなり、硬いものが噛めなくなります。
歯がグラグラして、やがて抜けてしまいます。
さらに、全身的にも影響が及ぶ
歯周病菌が歯肉や骨の血管を通して全身に運ばれます。
もし、すべての28本の歯のまわりに深さ5ミリの歯周ポケットが存在すると、その面積は約72平方cmにもなります。これは、大人の手のひらの面積とほぼ同じになります。体の中にこれだけ大きな炎症があると、ダメージも大きくなることが推測されます。
動脈硬化、糖尿病の悪化、心臓病、脳梗塞などのリスクが高まります。女性の場合、早産や低体重児の出産のリスクもあります。
歯が抜けてから、あわてて欠損したところを治療する場合
インプラントだと、溶けてしまった骨を補填してからでないとインプラントが埋めれません。お金が通常よりもかかる治療になります。
入れ歯だと、土手が溶けているため、不安定で食べ辛く、アゴも擦れて痛くなりやすいのです。

歯周病は、進行してしまうと歯磨きだけで治すことができないため、少しでも歯周病が疑われるようでしたら歯科医院での早期受診をお勧めします。