2016年02月22日 月曜日
歯周病菌の検査方法
プライマーと耐熱性歯周病の初発原因である歯周病菌を検査する方法には、
様々な方法があります。
1. 顕微鏡
位相差顕微鏡、暗視やなどを使用して細菌の形態や運動性を調べます。
活動性(進行性)ポケットには、運動性桿菌やスピロヘータが多い。
非活動性ポケットには、球菌や非運動性桿菌が多い。
2. 細菌培養法
古くから行われている方法で、基本的検査法(ゴールドスタンダード)です。
コロニーの形態と代謝により分類でき、抗生物質に対する耐性を判定できる。
3. 免疫学的検査法(特異抗体法)
抗原抗体反応を利用する方法で、蛍光抗体法、酸素免疫測定法(ELA)等があり、
検査目標とする菌に特異的に存在する抗原を特異的抗体を用いて検出する。
4. 遺伝子を用いる方法
a) DNAプローブ法
検査目標菌に特異的に存在するDNAを、相同性があるある種特異性(放射性活性)物質で
標識DNAとの結合により検出する。
b)特異的DNA増幅法(PCR法)
検査細菌の遺伝子の特定の部分を特異的な伸長用プライマーと
耐熱性のDNAポリメラーゼ(合成酵素)により数十万倍に増幅させ、
それを検出する方法です。