2016年05月23日 月曜日
口腔内・模型による形態的、機能的診査
形態的診査
1. 歯列弓の診査では、不正咬合、咬合平面、オーバーバイト、オーバージェット等を見ます。
2. 歯の診査では、欠損、転移、叢生、傾斜、咬耗、摩耗、辺縁隆線の位置関係等を見ます。
3. 歯肉の診査では、退縮、フェストゥーン等を見ます。
4. 顎堤の診査では、幅、高さ等を見ます。
機能的診査
中心咬合位および下顎運動時における咬合接触関係、特に早期接触、
咬頭干渉の有無ならびに接触点を手指による触診、咬合紙、オクルーザルフォイル、
オクルーザルインディケーターワックス、デンタルプレスケール、
レジストレーションストリップス、フロスやマイオモニター等を用いて診査します。
1. 手指による触診では、人差し指などを頬側の上顎歯列数歯分に当て、タッピングさせます。
2. 咬合紙、オクルーザルフォイルによる診査では、咬合紙の厚さが20μ位のものがよく用いられます。
オクルーザルフォイルの厚さは、10μ程度です。
タッピングやグライディングをさせて咬合接触を調べます。
接触圧の強い咬合接触点は、印記された接触点の中心が白く抜けます。