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    2013年10月28日 月曜日

    食片圧入の検査

    食片の圧入は、歯間部の歯周組織を高度に破壊する原因の一つです。
    自覚症状と他覚症状の検査
    食片がはさまりやすい部位や程度を問診し、実際に歯間部に圧入されている食物の有無を調べます。
    特にエックス線写真で隣接面に垂直性吸収のある部位は注意深く調べます。
    食片圧入の原因の検査
    食片圧入を起こす原因として、
    1. 歯間離開度(接触点の強さ)の不良
    2. 辺縁隆線の消失や高さの不揃い
    3. プラガーカスプ(対合歯の咬頭が楔状に接触部に噛みこんでいる)
    4. 早期接触
    5. 歯の動揺
    などがあります。中でも歯間離開度の検査は大事です。
    歯間離開度の検査
    歯間離開度は正常な場合、臼歯の平均値 下顎70μm  上顎90 です。(50~110μmに分布)
    食片圧入は、110μmを超えると危険性が生じ、150μm以上では公立に発生します。
    コンタクトゲージやデンタルフロスを接触歯間部に通して調べます。

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    2013年10月21日 月曜日

    プラーク検査の染色剤

    歯周病の検査でプラークの付着度や付着部位を調べるには、プラーク(歯垢)を赤く染色する染め出し液を使います。
    スコアとして数値で表したり、どこの部位が磨きたりないかを調べます。
    プラーク染色剤
    1. エリスロシン
    食用添加物として厚労省から認められている食用赤色3号で、3%の溶液が市販されています。
    2. 中性紅
    2%前後の水溶液として使用します。
    3. プラークライトシステム
    蛍光色素を用い、2色性フィルターの付いた光源を照射し、プラークを顕示させます。肉眼では目立たないので、口唇や粘膜が赤く染まることはありません。ただし、なるべく飲み込まないように注意しましょう。
    プラークが残りやすい部位
    1. 歯の付け根
    2. 歯と歯の間
    3. 咬みあわせの溝の面
    4. 噛み合せの相手のない歯
    5. 歯の裏側
    6. 奥歯の後ろ側

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    2013年10月14日 月曜日

    ディスタルウェッジ手術とは

    ディスタルウェッジ手術とは、最後臼歯の遠心面のポケット除去を目的としたフラップ手術です。
    最後臼歯の遠心面のポケットを取り除くには、歯肉切除により遠心面の歯肉全体を切除する方法があるが、
    開放創面が大きくなるという欠点があります。
    ウェッジ手術は、歯肉弁を剥離子、内部のポケットを形成する上皮と結合組織を除去し、再び歯肉を縫合します。
    従って開放創面が小さくなるという利点があります。
    手術方法
    1. 一次切開は骨面に達するように入れます。
    2. V字型の軟組織ウェッジを作り、これを取り除きます。
    3. 逆斜切開を入れることにより、歯肉を取り除いても、縫合した後がきれいに合わさるようにします。

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    2013年10月07日 月曜日

    外傷性咬合となる因子

    外傷性咬合は、咬合性外傷を起こすような咬合状態の事です。
    歯周炎を進行・増悪させる修飾因子になります。
    歯の動揺は増加して、側方力が加わると生じやすくなります。
    外傷性咬合となる因子
    1. 一次性外傷を引き起こす因子
    早期接触(中心咬合位、側方位、前方位)
    ブラキシズム(歯ぎしり)(グライディング、クレンチング、タッピング)
    側方圧(矯正力も含む)
    食片圧入(歯周組織の炎症を合併する)
    舌、口唇の悪習癖
    2. 二次性咬合性外傷を引き起こす因子(口腔内)
    歯周組織の支持量の低下
    残存歯の著しい現症や孤立歯
    歯冠長と歯根長の比率の悪化
    咬合面の平坦広大化
    3. 全身性の因子(口腔外)
    精神的緊張
    肉体的緊張 これらはブラキシズムの原因になる
    整形外科の懸垂療法

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    2013年09月30日 月曜日

    歯周病菌は歯肉の中へも侵入

    歯周病の初発因子は、歯周病菌による歯肉の炎症です。
    通常、歯周病菌はバイオフィルムを形成しているプラーク(歯垢)の中に存在し、ポケットの中まで侵入して付着すると考えられています。
    細菌が歯肉に侵入する
    電顕による研究が行われる以前は、細菌は歯肉組織の中へ直接侵入することはなく、細菌の生産物だけが侵入して歯周組織に炎症を生じさせ、増悪すると考えられていました。
    しかし、電顕を用いた研究により、急性壊死性潰瘍性歯肉炎をはじめ進行した中等度から重度の歯周炎では、歯肉の上皮さらには結合組織中に細菌が侵入することが明らかになったのです。
    なお、内縁上皮(ポケットの内側)だけでなく、外縁上皮からも侵入します。
    特に、歯肉上皮の角化が悪いと、侵入する量が多くなることが報告されています。
    侵入した細菌が歯周組織を著しく破壊
    細菌が生体の防御機構をくぐり抜けて歯肉の中で増殖すれば、酵素、毒素、代謝産生物を遊離し、歯周組織を著しく破壊すると考えられます。

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