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2013年06月03日 月曜日
歯茎の炎症がなかなか治らない
丁寧に歯を磨いていても、歯茎の色が悪くハリがない、なんだか違和感がある。といった経験はありませんか?
歯周検査をしてもそれほど数値は悪くない。しかし、何らかのプラーク(歯垢)がたまる原因があります。
マイクロスコープで観察すると、このようなケースがあります。
歯茎の炎症がなかなか治らない原因
1. 歯の付け根の詰め物があっていない。
特に、歯肉の下側まで詰めてある場合、 根面との間の段差ができていたり、すき間がみられる。詰めてある存在に気づいていない場合もあります。
2. 歯の付け根にプラーク(歯垢)が残っている。
磨けていると思っていても、染め出してみると汚れているのが歯の付け根です。歯並びが悪い部分は要注意です。
3. かぶせ物の下側に虫歯がみられる。
かぶせてあれば悪くならないと思っていませんか?根元との間のすき間から虫歯が発見される場合があります。
4. 磨けていても、かぶせ物が歯肉深くまである。
難しい言葉で「生物学的幅径」というものがあります。歯の付け根の歯肉の溝から歯槽骨までは、一定の距離の関係があります。これを乱すほど深い人工物があると平衡関係が保てないため、炎症を起こしてしまいます。
5. 歯根に亀裂又は破折がみられる。
亀裂部にプラークがたまり、炎症を起こします。
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2013年05月27日 月曜日
朝起きると口がネバネバ
「朝起きると口の中が粘つく感じがする。」これは歯周病の症状かも知れません。
夜寝ているとお口を動かさず、口を開けたままだと乾燥もします。
食べかすやプラーク(歯垢)が残っていると、さらに細菌が繁殖する条件が整うのです。
出血や口臭などがある場合は要注意です。
歯科医院で歯周病検査を受けましょう。
ネバネバの原因
1. 夜寝ている間は、お口を動かさないので汚れが停滞する。唾液の分泌が減る。
2. 夜間に細菌が繁殖する。
3. 口の中が乾燥する。
4. 出血などの症状がある。
歯周病を疑う症状
次のような症状が見られれば、歯周病かもしれません。
1. 歯茎から出血したり、歯肉が腫れて膿が出ている。
2. 口臭がする。これは細菌が増殖しているためかもしれません。
3. 歯の間のすき間に物が詰まりやすい。 -
2013年05月20日 月曜日
歯の間に物が詰まる
歯の間に食物が詰まることを「食片圧入」と言います。
線維性の食べ物、肉類など食事のたびに気になるものです。
そのままにすると、歯肉を押して隙間が開き、ますます食べ物が詰まりやすくなります。
そればかりか、歯周病を悪化させ、虫歯や口臭の原因にもなります。
原因
1. 歯周病で歯肉が痩せて、歯の間に隙間ができた。
2. 歯が動揺して食べ物が詰まる。
3. 噛みあわせが悪く、歯の間へ食物が押し込まれる。
4. 虫歯で穴が開いている。
治療方法
1.歯周病、虫歯の治療や噛みあわせの調整が必要です。
2. 場合によっては、矯正治療、不良歯冠修復物の再製なども行います。
予防方法
1. 食後のブラッシング、フロス、歯間ブラシなどの清掃を怠らない。
2. 楊枝は使わない。歯肉を傷つける場合が多く、食物が取れてもダメージが残る。
3. 定期的に歯科医院へ健診をする。 -
2013年05月13日 月曜日
歯根と骨をつなぐ歯根膜
歯は、骨と直接くっ付いているわけではなく、歯根膜という線維のクッションで連結されています。そこには神経や血管があり、感覚受容器や栄養を共起有する役割を果たしています。
歯根膜の構造
歯根膜線維は、歯根のセメント質と歯槽骨の中に入り込み、シャーピー線維sharpy fiberと呼ばれています。その走行は機能的で、歯槽頂線維、水平線維、斜走線維、根尖線維の4つに分類されます。
特に、斜走線維の割合が多くみら、歯軸方向(垂直方向)の噛む力に対抗します。歯の触覚や圧に対する感覚の役割を果たします。
しかし噛み合う相手の歯がなくなると、この機能的な線維の配列は失われます。
感覚受容器の役割
普段は噛む力を調節する役目を果たします。どの程度の力で咬むとうまく噛めるか、歯周組織が破壊されない許容範囲の中で力を調整しています。
もし硬い石などを噛むと、脳に伝達する前に噛む筋肉に直接その情報が伝わるため、瞬時に噛む力を中止する働きもします。 -
2013年05月06日 月曜日
歯周病を放置すると・・・ 天白区 コンドウ歯科
歯周病は、進行が遅い場合が多いのです。
歯肉の出血や腫れが消退して症状が隠れている時期もあるので、治ったと勘違いすることも多く見受けられます。
しかし、放置してしまうと進行して取り返しがつかなくなります。
放置してしまうと
気が付かないうちに歯周病が進行してしまいます。
最初は、歯磨きの時に歯肉から少し出血したり、歯肉がムズムズする程度です。
やがて歯磨きをしっかりしても、その症状はだんだん酷くなります。
歯肉の腫れと痛みが繰り返して起こります。数日たつと治ってしまうので、たいした事はないと放置してしまうのです。
口臭が強くなり、硬いものが噛めなくなります。
歯がグラグラして、やがて抜けてしまいます。
さらに、全身的にも影響が及ぶ
歯周病菌が歯肉や骨の血管を通して全身に運ばれます。
もし、すべての28本の歯のまわりに深さ5ミリの歯周ポケットが存在すると、その面積は約72平方cmにもなります。これは、大人の手のひらの面積とほぼ同じになります。体の中にこれだけ大きな炎症があると、ダメージも大きくなることが推測されます。
動脈硬化、糖尿病の悪化、心臓病、脳梗塞などのリスクが高まります。女性の場合、早産や低体重児の出産のリスクもあります。
歯が抜けてから、あわてて欠損したところを治療する場合
インプラントだと、溶けてしまった骨を補填してからでないとインプラントが埋めれません。お金が通常よりもかかる治療になります。
入れ歯だと、土手が溶けているため、不安定で食べ辛く、アゴも擦れて痛くなりやすいのです。歯周病は、進行してしまうと歯磨きだけで治すことができないため、少しでも歯周病が疑われるようでしたら歯科医院での早期受診をお勧めします。
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