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    2012年04月27日 金曜日

    年をとると歯周病になるのですか?

    答えは、「ノー」です。
    歯周病の初発因子は、プラーク(歯垢)です。つまり、歯周病はプラーク中の歯周病菌により起こるのです。ご高齢の方でも、素晴らしい歯ぐきの方も大勢見えます。歯周病は不潔な(プラークコントールができていない)状態で長年生活をしてきた結果なのです。

    ただし、年をとると様々なリスクが増すことも多いのです。

    年をとった時の歯周病のリスク
    1. 免疫機能の衰え
    免疫機能が衰えると、歯周病菌などの感染に対して防御が弱くなります。
    2. 全身疾患にかかる機会が増える
    高血圧、糖尿病、骨粗しょう症などの全身疾患にかかる場合が多くなります。
    3. 生活習慣、食生活の影響
    不規則な生活や喫煙、食生活の偏りなど、若い時からの蓄積が出てくることがあります。
    4. 歯並び、歯の摩耗
    悪い歯並びで長年過ごしていると、清掃が悪い状態が続き歯周病のリスクが増します。また、長年の歯の摩耗により必要以上に歯周に負担をかけている場合もあります。

    このようなリスクが気になる場合は、一度歯科医院に相談しましょう。

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    2012年04月19日 木曜日

    歯周病のリスクファクター 名古屋市コンドウ歯科

    歯周病(歯肉炎と歯周炎)の原因は、歯肉に炎症を初発させる「初発因子」と、炎症を生じやすくしたり、炎症を増悪させる「リスクファクター」に分類されます。
    歯周病を初発させるのは、多くの研究から、「プラーク中の細菌とその生産物質」であることが明らかになってきました。

    すなわち、プラークが歯周病を引き起こすもっとも重要な因子で、「初発因子」と言われています。
    これに対して、プラーク以外の「炎症性因子」(歯列の凸凹している叢生、口呼吸、歯の形態異常など)は、プラーク細菌を増殖させたり、プラークを取り除きにくくしたり、細菌叢を変化させて、プラークによって初発した歯肉炎や歯周炎を増悪させます。これを「修飾因子」といい、最近では、「リスクファクター」と呼んでいます。

    ■ リスクファクターの種類 ■
    A. プラーク増加因子

    1. 食物の因子
    軟かい、粘着性の食べ物はお口に停滞しやすいです。
    2. 口腔内環境因子(清掃困難化因子)
    歯石、歯列不正(叢生など)、口呼吸、歯冠・歯肉の形態異常、付着歯肉の狭小、小帯の異状、不良補綴物、食片圧入などは、ブラッシングを困難にして清掃不良になりやすくします。
    3. 歯周ポケット
    歯周ポケットの中を清掃するのは難しく、重度に深くなるほどより困難になります。
    4. 口腔清掃の知識不足
    口腔清掃の方法、タイミング、その部に最適な清掃道具などの知識が必要です。
    B. 外傷性因子
    外傷性咬合は、歯軋りや食いしばりなどの異常な咬合力により、歯周組織に咬合性外傷を引き起こします。
    C. 全身性因子
    全身性因子は、プラークに対する生体の反応に差を生じ、歯周組織破壊の進行に影響を与えます。

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    2012年04月13日 金曜日

    歯周炎には、悪化期と静止期がある。天白区コンドウ歯科

    歯周炎には、活動期で進行していく時期である急性悪化期と、病状が休止している静止期があります。
    急性悪化期の症状が軽いと気が付かないことも多いのです。これを繰り返して歯周炎は進行していくのです。
    ■ 急性悪化期
    急性悪化期には、痛みや腫れが強くなり、歯が動揺してきて噛みづらい状態になります。ポケットからの排膿や滲出物が著明で、炎症の急性化、骨吸収、アタッチメントロスが生じます。歯周病菌は、上皮や結合織、潰瘍形成部に侵入してきます。
    ■ 静止期
    静止期には、炎症が修復されてきて症状が消退してきます。、肉芽組織の形成、線維症、瘢痕などがみられます。
    これらの変化は、部位によって大きく異なることがります。部位特異的な進行と呼ばれています。

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    2012年04月07日 土曜日

    正常で健康な歯肉とは? 天白区コンドウ歯科

    健康な歯肉の特徴
    1. 歯肉の色は淡いピンク色をしています。
    2. 歯と歯の間の歯肉は、引き締まった三角形をしています。
    3. 歯肉は歯にぴったりとした感じでくっついています。
    4. スティップリングがみられます。スティップリングとは、表面がミカンの皮の表面のように細かい窪みのブツブツのことです。

    組織学的特徴
    正常な歯肉は、体積的にはその48%が上皮であり、52%が結合組織です。
    1. 浅い歯肉溝があり、歯肉溝上皮は角化していない。
    2. 外縁上皮は角化して、上皮突起が発達している。
    3. 接合上皮はヘミデスモソームでエナメル質に付着し、上皮細胞の層は薄く、上皮突起はない。
    4. 上皮下結合組織には、コラーゲン線維(歯肉線維)がよく発達して血管は扁平である。
    5. 臨床的に正常でも、組織学的には好中球を主体にごく軽度の細胞浸潤がみられる。
    6. 歯肉溝浸出液は、ごくわずかである。

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    2012年03月27日 火曜日

    歯肉炎が歯周炎に進行する要因とは

    歯肉炎は、プラーク細菌が歯肉辺縁に付着すると起きます。すなわち、初発因子はプラーク細菌なのです。歯周病が進行するに従って、炎症部分が出血しないように、なでるようにみがくため、ますます歯周病を悪化させることが多いようです。しかし、さらにいろいろな要素が関係していると考えられています。
    歯周炎はすべての歯肉炎が歯周炎に進行するわけではなく、歯肉炎のまま長期間存在する場合があります。
    歯肉炎が歯周炎に進行理由、進行しない理由はまだ十分に解明されていませんが、現在次のような因子が関連しあって、歯周炎が発症し、進行すると考えられています。
    1. 病原性細菌の存在(初発因子)
     ・数量の増加(細菌を増加させる因子が関与している。)による。
     ・病原因歯(毒素、酵素、走化性物質、抗原など)の強さ、活性度による。
     ・組織内への侵入能力による。
    2. 宿主の応答(宿主因子、全身性因子)
     ・遺伝
     ・リスクファクター(宿主応答を変化させる。)
     ・全身疾患、悪習癖(喫煙)、生活習慣、栄養
     ・ストレス、社会的因子
     ・咬合異常、咬合性外傷

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