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    2012年06月02日 土曜日

    歯周病と抜歯 天白区コンドウ歯科

    歯周病で歯がぐらついている場合、保存可能か、不可能かを判定します。できれば保存を試みますが、無理な場合はいたずらに抜歯を先延ばしして周囲の組織まで破壊が及ぶことは避けましょう。
    抜歯を決断する時期は、状況により異なります。まずは、急性炎症を抑えたり、噛み合わせの負担を取り除くことが大切です。また、歯周病は全身の免疫も関与するため、体調、持病などの影響も受けやすいのです。

    1. 初診時に歯周病検査をします。
    明らかに上下動して歯の根元の周りまで骨が溶けていれば、周りの歯やアゴの土台の骨までも悪影響を及ぼしています。直ちに抜歯したほうがよいでしょう。
    2. すぐには抜歯をせず、歯周基本治療が終了して、再評価した結果をもとに判定します。
    判定に迷う場合は、その歯の保存を目指して、プラークコントロール、スケーリングなどを行ってから再評価して決めます。急性炎症が治まり症状が改善する場合もあります。
    3. 歯周外科治療、歯周再生治療で安定する場合があります。
    ポケットが深く、繰り返して炎症を起こす場合、歯周基本治療だけでは症状が改善しない場合があります。その場合は、歯周外科や歯周再生療法といった外科治療により、歯の保存を図ります。
    ■  抜歯の判断基準
    1. 歯の周りの歯槽骨の量
    2. ポケットの深さ
    3. 根分岐部病変や歯根の形態
    4. 口腔清掃の困難性
    5. 周囲の歯への影響
    6. 全身疾患の影響
    などを考慮して判定します。 

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    2012年05月18日 金曜日

    歯周病で行う噛み合わせの調整とは?

    歯周病が進行すると、歯の周りの支えとなる骨が溶けます。支持をなくした歯は、咬み合わせが悪くなり、特に一部分だけ突出した噛み合わせを作ることがあります。これを早期接触と言い、歯に強い負担をかけてしまうようになります。
    咬合調整は、早期接触の部分を削合することにより、外傷性咬合を取り除き、咬合性外傷を治す治療法です。

    ■ 咬合調整の目的
    1. 歯周組織への外傷性咬合を軽減する。
    2. 顎関節症やブラキシズムの改善をする。
    3. 歯冠修復後や矯正治療後の咬合の安定を図る。
    4. 食片圧入の軽減をする。
    5. 矯正治療を障害する早期接触を取り除く。

    ■ 歯冠形態修整
    歯周組織の支持力が低下し、早期接触を取り除いても生理的な咬合力が二次性咬合性外傷を引き起こす場合、歯冠を削合して、咬合力の負担を軽減し、二次性咬合性外傷を軽減する治療法です。
    側方圧のかかる部分や、広い面接触の部分を削合することにより、咬合力を軽減します。

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    2012年05月12日 土曜日

    毛先を使うブラッシング方法 天白区コンドウ歯科

    ブラッシングの方法は、主なものは十数種類あるが、いずれも長所と短所を持っています。したがってその方に一番適切な方法で歯みがきを覚えて頂くとよいでしょう。

    毛先を使うブラッシング方法の特徴
    1. 毛先を使うため、プラーク(歯垢)の除去効果が高い。
    2. 歯頚部の歯の摩耗により楔状欠損を起こしやすい。
    3. 軽く歯肉に当てれば、歯肉のマッサージ効果も得られる。

    歯ブラシの毛先を使うブラッシング方法
    1. スクラビング法 毛先を歯の表面に垂直に当て、前後水平方向に小刻みに動かす。
    2. 横磨き 横に動かして磨く方法。
    3. 縦磨き 毛先を歯の表面に直角に当て、垂直の方向に動かす。
    4. バス法 軟毛を用い、毛束を歯の長軸に対し45°に当て、毛先が歯肉溝や歯間部に入るように磨く。
    5. フォーンズ法 上下の歯を咬み合わせ、毛先を歯面に直角に当て、大きな円を描くように上下一度に磨く。

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    2012年04月30日 月曜日

    タバコを吸っている人は歯周病になりやすいんですか?

    「イエス」です。タバコは、歯周病の重大な危険因子(リスクファクター)のひとつです。
    歯周病は、歯と歯肉の境目に付いた歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉が炎症を起こし、歯を支えている骨が破壊されていく病気です。もちろん主原因は歯垢ですが、タバコ中のニコチンによって歯肉への血液の流れを悪くし、抵抗力のない脆弱な歯周組織へと変化してしまいます。そのため、たばこを吸っている人は、歯周病になりやすいのです。

    一般にタバコを吸う人は、吸わない人に比べ3倍も歯周病にかかりやすく、また2倍も多く歯を失っているという報告があります。また喫煙本数と比例して歯周病が重症化するという事も分かっています。

    タバコが歯周病を悪化させてしまう原因
    1. ニコチンによる血管収縮
    ニコチンは一種の神経毒で、歯周組織の血流を悪くします。 歯肉に酸素や栄養を供給するのに大切な血管が、タバコのニコチンにより収縮してしまいます。
    2. 免疫機能の低下
    ニコチンは体を守る免疫の機能も狂わせます。 歯周病菌と戦う白血球の機能が低下してしまい、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。
    3. 線維芽細胞の抑制
     歯肉を修復し、傷を治してくれる線維芽細胞の働きが抑制される。
    4. 酸素欠乏
    タバコの煙の一酸化炭素はヘモグロビンと結合するので、歯周組織を酸欠状態にします。歯と歯肉の境目にある溝の中の酸素が不足し、酸素が大嫌いな歯周病菌にとって繁殖しやすい環境を作ってしまいます。 

    喫煙者の歯周病の特徴
    タバコを吸う人は、「炎症症状が少ない。」「発見が遅れる。」という特徴が現れます。炎症症状が現れにくいために、自分で歯周病の進行に気づきにくいのです。自覚症状が少なくても歯周病はどんどん進行し、歯周組織(歯ぐきと歯を支える骨の部分)の破壊が進んでしまうのです。
    1.  歯ぐきの腫れが少ない。
    2.  ブラッシング時の出血が少ない。
    3.  歯周病になりやすく、歯周病が治りづらい。
    タバコを吸っていると、歯周病になりやすいだけではなく、歯周病に罹ってしまった時の治療効果もでにくくなります。例え完治しても再発しやすいのです。また、ご自身だけでなくご家族や周囲の方の歯周組織まで弱ってしまいます。

    喫煙者のその他の特徴
    1. ヤニで歯が汚れる。凸凹しているので歯周病の原因のプラークが歯に付着しやすくなる。
    2. 口臭の原因になる。
    3. メラニンが沈着して歯肉が黒くなる。
     

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    2012年04月27日 金曜日

    年をとると歯周病になるのですか?

    答えは、「ノー」です。
    歯周病の初発因子は、プラーク(歯垢)です。つまり、歯周病はプラーク中の歯周病菌により起こるのです。ご高齢の方でも、素晴らしい歯ぐきの方も大勢見えます。歯周病は不潔な(プラークコントールができていない)状態で長年生活をしてきた結果なのです。

    ただし、年をとると様々なリスクが増すことも多いのです。

    年をとった時の歯周病のリスク
    1. 免疫機能の衰え
    免疫機能が衰えると、歯周病菌などの感染に対して防御が弱くなります。
    2. 全身疾患にかかる機会が増える
    高血圧、糖尿病、骨粗しょう症などの全身疾患にかかる場合が多くなります。
    3. 生活習慣、食生活の影響
    不規則な生活や喫煙、食生活の偏りなど、若い時からの蓄積が出てくることがあります。
    4. 歯並び、歯の摩耗
    悪い歯並びで長年過ごしていると、清掃が悪い状態が続き歯周病のリスクが増します。また、長年の歯の摩耗により必要以上に歯周に負担をかけている場合もあります。

    このようなリスクが気になる場合は、一度歯科医院に相談しましょう。

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