サポーティブペリオドンタルセラピーSupportive periodontal therapyとは、「病状安定」の状態を維持するための治療の事です。
略語でSPTと言います。

どのようなことをするの?
定期的に来院していただき、再評価検査をします。
必要に応じて、歯周基本治療である口腔清掃指導、スケーリング・ルートプレーニング、咬合調整、専門的機械的歯面清掃PMTC、ポケット内栓状などを行います。
症例によっては、再検査結果から、歯周外科治療、固定、根分岐部病変治療などを行うこともあります。
病状安定とは?
歯周病が進行していると(中等度~重度)、歯周病治療(歯周基本治療、歯周外科治療、咬合性外傷の治療など)によって大部分は健康を回復するが、一部に病変(4mm以上のポケット、根分岐部病変、歯の動揺など)が進行を停止した状態で残存し、これ以上の改善が難しい場合がある。この状態を「病状安定」と呼ぶ。