2014年02月10日 月曜日
歯根分離(歯根分割保存術)
歯根分割保存術とは、根分岐部で歯冠と共に歯根を分割して、その両方の歯根とも保存して残す方法です。
歯根分離をした歯根は、その支持歯周組織を喪失することがない(歯根を抜去した場合には失われる)のがメリットです。
適応症
1. 根分岐部病変が重度(3度または2度)であるが、両根とも支持歯周組織が比較的多い場合。
2.歯根の離開が狭かったり、分岐の位置が根尖寄りで、そのままではトンネル形成などの保存療法が困難である。
3. 根分割して連結部を歯冠寄りにしたり、歯根を矯正移動して根分岐部のスペースを広げれば、根分割部の清掃が容易になり予後が良好になると思われる場合。
4. 根分岐部に齲蝕がある。
根分割矯正治療法
両根の間が狭い場合、分割した歯根間の清掃性を良くするために行います。
歯根を広げるように矯正力を掛けます。