歯の周りの骨は歯槽骨と言われ、それを覆うように歯肉があります。

歯周病になると
歯の周りの組織には、歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨があります。
歯周病になるとそれら4つの組織がしだいに破壊され、失われていきます。
直接外界にあり、見ることが出来るのが歯肉です。
歯肉が腫れた、歯肉から出血する、歯肉がやせたなど歯周病の変化を直接見ることが出来る組織です。
また、歯がグラついてきたことで、歯を支えている骨が減っているかな、ということを間接的に知ります。

歯槽骨を失い、歯肉がやせてくる
歯周病により歯周ポケットが深くなり、歯茎の内側で炎症が深部に進行していき、歯槽骨も失われていきますます。
歯茎の破壊はさらに進み、気が付くと歯茎が痩せてくるのです。

予防するには
直接見える歯肉だけでは歯周病の進行は判断できません。
歯科医院でレントゲン検査(内部の歯槽骨の状態を知ることが出来る)、歯周ポケット検査など歯周病の一連の診査を受けましょう。
外部から見える歯肉縁上歯石だけでなく、歯肉の中に隠れいる歯肉縁下歯石をしっかりとってもらうことも大事です。