歯周ポケットが6mm以上あるだけで歯周病の判定をすることは不確実になります。

歯周ポケットの判定要素
歯周ポケットは、歯肉の上縁からポケット低までの深さを示すので、歯肉退縮がありさ、らにそこから6mm下となると非常に重症となります。
逆に歯肉が腫れていて、通常の位置よりも上の部分から測定した場合、歯肉の腫れが引けばポケットは浅くなるので、急性期が過ぎれば数字ほどのこともない場合もあります。
さらに歯の周りのポケットを6点で調べてある特定の部分だけ深い場合、逆にすべて深い場合など治療方針が違ってきます。
お口の中のどの歯のポケットが深いのか。残存歯の状況、咬合の状況などによっても左右されます。

治療は?
まず行うのは、歯周基本治療(原因除去療法)です。
プラークコントロールを行い、歯周病のリスク因子を出来るだけ取り除きます。
ここまでで歯周ポケットの改善が図られるのがベストです。
再評価の結果、6mm以上ある場合、歯周外科処置(歯周再生療法も含む)などを行います。
しかし、歯を支える骨が根の先以上に溶けていれば、残念ながら抜歯に至ることもあります。