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2023年05月02日 火曜日
歯みがき道具
歯を磨く際、どのような道具を使えばよいのでしょうか。
歯みがきの基本道具
歯ブラシとデンタルフロス或いは歯間ブラシです。
歯ブラシだけでは取れない歯間部を磨く道具を併用すれば、プラークコントロールがアップするケースが多い。使用する道具は変わってくる
口の中の状態、手の器用さなどの要素により道具を選択します。
歯茎に急性炎症を起こしている時には軟かいブラシを選択しますが、プラークの刷掃能力は劣ります。
歯間ブラシは歯面が曲面であることを意識して磨きます。間に入れただけではプラークが十分取り切れていないこともあります。
また歯間ブラシのサイズは、太いものを選択しすぎると歯の間の隙間がだんだん大きくなることもあるので注意します。
電動ブラシは便利ですが、ブラシが当たっていない部分はきれいになりません。
ワンタフトブラシ(一本の毛のブラシ)は持ちやすくコントロールもしやすいので、歯ブラシが届きにくい部分を磨くのに適しています。ブラシの交換はこまめに
同じ磨き方をしてもブラシが新しいものの方が良くプラークが落ちます。
古くてブラシの毛になりがなく毛先が傷んでいるようなものを使用するとかえって歯や歯茎を傷めてしまうこともあります。
ブラシの交換はこまめにして下さい。 -
2023年04月24日 月曜日
歯茎からの出血は注意
歯茎から出血する場合、炎症、血液そのものに問題がある、外傷などが考えられます。
炎症
1. 歯周病による炎症により、歯肉から出血するケースです。
歯肉の外側まで炎症が及んでいない場合には、歯ブラシにより出血しないこともあります。
しかし、歯周ポケットの中では炎症が強く表れ、歯周病の進行が進んでいるケースが多く見られます。
ポケット内部の炎症を取り除き歯周病の進行を止める治療が必要になります。
2. エプーリス(歯肉にできた腫瘤)、悪性腫瘍などが原因で出血する場合もあります。
専門の医療機関に受診をします。血液そのものに問題がある
白血病、貧血など血液の問題で歯肉から出血しやすくなることがあります。外傷
乱暴なブラッシングで歯茎に傷がつく、硬い食物で傷がつく、歯茎をぶつけるなどです。 -
2023年04月17日 月曜日
硬いものが噛みにくい
硬いものが噛みにくいのは、ひょっとして歯周病かも。
歯周病の症状
歯周病の代表的な症状を挙げますが、これといった症状を感じないこともあります。
1. 歯みがきをすると出血する
2. 口臭がする
3. 口の中がねばねばする
4. 歯茎がやせて歯の間に隙間が出来てきた
5. 歯がグラグラと動揺する
6. 硬いものが噛みにくい
などです。歯周病と鑑別する必要のあるもの
1. 歯の破折
歯根が割れている、或いは、ひびが入っているような場合、硬いものが噛みにくくなります。
2. 根尖病変
根管が悪い場合、根元の先に炎症があるため鑑別が必要です。
3. 顎関節症
アゴの関節に問題があり硬いものが噛めないこともあります。 -
2023年04月10日 月曜日
歯周病に影響を与える力
歯周病に影響を与える力には、どのようなものがあるのでしょうか。
実は、歯周病はそのような力によって病状に悪影響が及んできます。悪影響を与える力
1. 歯ぎしり
通常あり得ないような強い力が加わり、歯の摩耗、歯への力の負担がかかります。歯の摩耗が進むと摩耗面が大きくなるため、力のかかる面積が増えて、より負担が大きくなってきます。
2. 食いしばり
歯の破折、知覚過敏などを起こしてきます。歯周病で弱った歯周組織には多大なダメージとなります。
3. 歯牙接触癖
上下の歯が接触している時間が通常より長くなってくることです。例えば、精密作業、パソコン作業などは、傷つかないうちの上下の歯を合わせていることが多くなります。
4. 早期接触、咬頭干渉
通常噛もうとする位置ではなく、どこか一か所が最初に噛み合わさってくる。その歯には負担がかかります。症状
歯周病の悪化の症状、歯牙の変化、不快な症状などがあります。
1. 知覚過敏
強い力が加わり歯の付け根に楔状の欠損などができる。特にその部から神経に刺激が伝わりやすく知覚過敏になる。
2. 歯の摩耗
歯の摩耗面が大きくなると辺縁部が欠けてきて、歯の形まで崩れてくる。
3. 歯の動揺
早期接触や咬頭干渉などがあると歯を支える骨が著明に溶けてくるため、動揺が大きくなる。
4. 下顎骨隆起
噛む力に抵抗して下の脇の歯の裏側の骨が隆起してくる。口蓋、上顎大臼歯部などにもみられる。
5. 歯周病の進行が早まる
炎症と力の組み合わせで、歯周病は重症化してきます。
6. 歯の破折
支えの少なくなった歯は、歯根部まで破折が及ぶことが多くなります。
これらの知悪影響を与える力については、歯科医院にご相談して下さい。 -
2023年04月03日 月曜日
スケーリングの効果は?
スケーリングとは、歯に付着した歯石やプラークを取り除くことです。
スケーリングの効果
歯ブラシで取り除くことが出来ない歯石、歯にねっとり付着してなかなか落ちないプラーク(バイオフィルム)を取り除くことにより、
むし歯や歯周を予防する効果があります。
また、治療効果を高める狙いもあります。
バイオフィルム状になりなかなか落とすことが大変なプラーク中には、虫歯菌や歯周病菌が存在し、疾病の初発原因となります。使用する器具
スケーラーと呼ばれる器具を用います。
超音波スケーラー、ハンドスケーラーなどの器具があります。効果を高めるには
歯科医院で定期的にスケーリングを行ってもらうと良いでしょう。
さらに大事なことは、自分自身による毎日の歯みがきです。
プラークを出来るだけ少なく保つこと(プラークコントロール)は、虫歯や歯周病予防の基本です。
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