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    2023年02月20日 月曜日

    歯周ポケット8mmでグラついてたら抜歯?

    歯周ポケットが8mmあると言われた。
    グラついており、抜歯しかないと言われが、他に方法はないだろうか。

    正確な診査と診断が必要です
    通常、歯の周りには歯肉溝という3mm程度までの溝があります。
    それが病的に深くなると、歯周ポケットと呼ばれており、歯周の破壊により深く進攻していきます。
    歯の周りのポケットの深さを丹念に4点法、6点法といった方法で測定していきます。
    ただ、歯周ポケットが8mmあったらイコール保存不可能となるわけではなく、周囲の支えの骨の残存状況を見極めることが必要になります。
    歯茎がやせており、歯周ポケットがほぼ全周に渡り8mm以上、レントゲンで根尖部まで骨が溶けているような場合には、残念ながら抜歯の選択が濃厚となります。

    グラつきが強いと抜歯になる?
    急性炎症が起こっている場合にはグラつきが強くなります。
    歯肉が腫れている、噛むと痛みが急に強くなったなどの症状が出ます。
    しかし、あまり目立たないこともあります。
    そのような場合には、歯と歯茎の間にできた歯周ポケットの中で炎症が進行していると、ポケット測定時に出血が見られるので、内部の状態を間接的に知ることが出来ます。
    もし、慢性的にグラツキがだんだん強くなっているような場合には、前述のレントゲン診査の結果を参考に現在の状況を判断します。
    総合的に下された診断をよくお聞きになり、十分なカウンセリングを受けてください。

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    2023年02月13日 月曜日

    いつも歯茎から膿が出ている

    いつも歯茎から膿が出ていて、嫌な味がする。

    放置はしないで
    歯茎から膿が出ているのは、炎症が起きて体が必至で戦っている状態です。
    原因としては、以下が考えられます。
    1. 歯周病
    歯の周りに炎症が起きており、常に膿が出ているとすると、だいぶ進行していることが考えられます。
    2. 虫歯で根の先が膿んで歯茎に膿が出る
    むし歯で炎症が根の先まで及び、根尖病変からの膿が歯茎に排出されている場合です。
    3. 歯根破折した部位の炎症
    歯根にヒビが入ったり、破折するとその部に炎症が起きることが多く、膿の出てくる原因となります。

    放置すると解決がより難しくなる
    原因として考えられる事は、炎症が起こる原因がいずれも進行した病態であることです。
    一次的に症状が軽減しても、繰り返し炎症が起こして膿が排出されていれば、周囲の組織の破壊と炎症のさらなる拡大につながります。
    歯科医院でしっかりとした診断と治療を受けてください。

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    2023年02月06日 月曜日

    歯周病で抜歯宣告された

    歯周病で抜歯宣告をされたのだが、できれば抜きたくない。

    歯周病末期の状態
    1. 歯周病が進行してグラグラが強くなってくる。硬いものは噛めない。
    2. 歯の周りの歯周組織が減少して歯が長くなったり、歯間部が大きくなり歯が飛び出ている感じがする。
    3. 歯の周りからいつも膿が出て、変な味や嫌なにおいがする。
    などの症状が見られます。

    抜歯を待っても良いケース
    急性症状が収まれば、回復の可能性がある。
    歯周再生療法の適応症で、歯周基本治療・咬合の管理・歯周外科手術などを含む施術で回復可能な歯周組織がある程度残存している。

    抜歯すべき状態とは
    レントゲンで根尖部まで骨が溶け、回復する可能性がない。
    その歯だけでなく、隣の歯の歯周組織まで悪影響が及んできている。
    常に膿が出て、口の中に歯周病菌を拡散するため、他の部位まで悪化させるような状態である。

    診断が大事
    自分が現在どのような状態なのかを出来るだけ正確に診査して、的確な診断をしてもらうことです。
    もし、どうしても抜歯をしなくてはならないなら、その後どのように咬合を回復して、他の部位が維持できるのかをよくご相談して下さい。

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    2023年01月30日 月曜日

    歯ぎしりと歯茎の炎症の関係

    歯ぎしりと歯茎の炎症とは関係があるのでしょうか。

    外傷性咬合とは
    早期接触、強い側方圧、ブラキシズム(歯ぎしり)などにより加わる咬み合わせの力は、歯周組織にダメージを与えるように働きます。
    歯、歯茎、歯根に対して外傷を与えるような強い咬合力は、たとえわずかな歯ぐきの炎症でも歯槽骨に与える影響が大きくなります。
    注意が必要です。
    歯周病による炎症が疑われる場合、特にこのような外傷性咬合を引き起こす因子を取り除きたいものです。

    歯茎の炎症
    歯茎の炎症には、プラークコントロールが行き渡っている必要があります。
    歯周病が進むと、炎症や歯の移動で、どこか一か所先に当たるといった早期接触が起こりやすくなります。
    歯根膜のセンサーにも狂いが生じて、咬合のコントロールも乱れて強い側方力が加わることも考えられます。

    歯ぎしり
    歯ぎしりがあれば、歯周組織に外傷が及ばないように、プラークコントロール、咬合の管理をします。
    歯周病治療と管理を徹底して行います。
    ナイトガードなども有効です。

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    2023年01月23日 月曜日

    下の前歯のすり減り(摩耗)

    下の前のすり減り(歯の摩耗)は、進んでくるとどのようなことになるのでしょう。

    摩耗の要因
    1. 長年の使用によるもの
    年齢を重ね使っているうちに歯がだんだん減ってきた。
    2. 歯ぎしりなどの力
    歯をすり減らすような強い歯ぎしりや食いしばりなどの力が加わった。
    3. 咬み合わせの相手に原因
    歯よりも硬い材質で相手の歯が修復されていて、下の前歯がすり減った。
    4. 硬いものが好き
    食べ物の嗜好で、硬い食べ物を好んで前歯で噛んで食べていた。
    5. 習癖
    前歯で爪を噛むなどの習癖がある。

    前歯の状態と治療
    1. 象牙質が透けて上の部分がやや色づいている。
    わずかにすり減っている状態なので経過観察します。
    2. 上の部分の色が茶黒く見えクボミもある。
    クボミの部分を修復して詰めます。
    場合によっては形態修正、咬合調整などもします。
    3. 歯冠の形態が変わり、痛みも伴う場合がある。
    冠などによる修復や抜髄処置なども検討します。

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