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    2022年06月20日 月曜日

    自分は歯周病なんだろうか

    歯周病かどうか、歯科医院で専門の話を聞いてもわからない。何かヒントにならないでしょうか。

    歯周病が疑われるフレーズ
    1. 歯周ポケットがある
    歯と歯茎の間にある隙間は「歯肉溝」と呼ばれ、通常は3mm以内とされています。これが歯周病になると炎症が深部に進行するため、4mm以上になってきます。そのように病的な溝の事を「歯周ポケット」と言います。このフレーズがあれば歯周病と考えられます。
    2. 根分岐部病変が認められる
    奥歯の複根歯の間にできる骨の吸収を伴った歯周病の病変の事です。歯茎が繰り返して腫れる原因にもなります。
    3. 歯肉退縮している
    この原因は歯周病だけではありません。歯周病が進行すると歯肉がやせてるので、他の要素も含めて総合的に判断します。知覚過敏を伴う場合もあります。
    4. プラークが多く、歯肉が赤い
    プラーク中の歯周病原菌は、歯周病の初発因子です。歯肉が赤くなって出血などがあれば歯周病を疑います。
    5. 歯の動揺がある
    これも歯周病だけとは限りません。だんだん動揺が強くなってくれば歯周病の疑いがあります。歯の破折、根尖病変などとの鑑別が必要です。

    自分が歯周病かどうか
    よく分からなければ歯科医院で聞いてみてください。
    歯周病に関する前述のような独特な表現があるので、よく理解の上、治療を受けましょう。

     

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    2022年06月13日 月曜日

    歯の間の歯肉の隙間は治るか

    歯の間にできた隙間は、三角形で黒く見えねことから「ブラックトライアングル」と言います。
    審美的に悪く、ものも詰まりやすいため悩まれてしまう方が多く見られます。

    ブラックトライアングルの実態
    歯肉が無くなって見えますが、実際には内部の骨も失われているケースがほとんどです。
    歯周病が進み、一か所だけではなく、あちらこちらにブラックトライアングルが出来てしまいます。
    出来れば時間を逆戻ししたいと思われる方も多いでしょう。

    治療できるのか
    歯が長くなり、それを隠すには、「歯肉移植」という方法を用います。
    しかし、歯の間の骨が失われている場合には、それを埋めるのは不可能です。
    でも何とかならないのか。

    トンネリングテクニックで下部から組織を持ち上げて、そこに歯肉移植をする方法があります。
    さらに骨補填剤で骨も足す方法があります。
    しかし、まだ確立した方法ではなく、しばらくすると元に戻ってしまうことがあります。
    歯肉の再生再生療法剤を用いる試みもされています。

    かぶせたり詰めたりする方法は審美的に満足する方法ではありません。

    今のところブラックトライアングルを作らないように、歯周病予防が一番大切です。

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    2022年06月06日 月曜日

    歯茎が赤いが、歯磨きでは血が出ない

    歯茎が赤いのだが、歯磨きをしても血が出ない。
    良く見ると、奥歯の表側の歯茎が、歯の付け根に沿って赤くなっている。
    どのようなことが考えられるのだろうか。

    原因は
    1. 歯周病
    歯磨きで血が出ないのは、歯茎の内面の炎症が強くても、表面は比較的状態が良い場合です。
    あるいは、ハブラシがその部に的確に当たっていない場合です。
    歯の付け根ということで歯周病の可能性が高いと考えられます。
    2. ブラシによる傷
    歯ブラシを強く当てすぎたり、大きく動かしてこすりすぎると歯ぐきに傷をつけてしまいます。
    3. 食物の流れ
    奥歯の歯並びが悪いため、硬い食べ物などが直接歯茎に当たってしまい傷ができる。
    歯並びが良ければ、上下の奥歯の噛む面でしっかり砕くことが出来ます。

    対策
    歯周病治療、ブラッシングの指導を受ける、歯並びを整えるなどで対策を取ります。
    ある程度歯周病が進むと、治療が困難となるので、早期にしっかり治しておきましょう。

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    2022年05月30日 月曜日

    歯肉退縮の弊害

    歯肉退縮は、歯肉がやせてきて歯が長くなってきた状態です。
    そのような変化により、どのようなことが起こってくるのでしょうか。

    歯肉退縮の原因
    歯肉退縮となってくる原因には、歯周病をはじめ様々な要因が考えられます。
    1. 歯周病による炎症
    2. 不適切なブラッシング
    3. 歯牙の位置異常
    4. 付着歯肉の不足
    5. 小帯の高位付着
    6. 矯正治療の影響 などです。

    歯肉退縮による弊害
    1. 審美障害
    見た目が悪くなり、歯の間の隙間が黒く見え(ブラックトライアングル)人前で笑えない状態になることもあります。
    2. 知覚過敏
    根元の付け根(エナメル質とセメント質の境目)は組織的に弱いため、神経に刺激が伝わりやすく知覚過敏になることがあります。
    3. ブラッシング困難
    歯の間に物が詰まりやすくなり、それを取り除くのがだんだん困難になります。
    4. 根面の虫歯
    エナメル質より根本側は、容易に虫歯できやすくなります。
    5. 楔状欠損
    根面の歯が楔状に削れていきます。

    解決方法
    歯肉退縮量やパターンによる方法の違いがありますが、歯肉移植の方法があります。
    根面被服術には、CTG(結合組織移植術)、FGG(遊離歯肉移植術)などが行われます。
    歯の間の隙間が大きくなってくると、歯肉のカバーは困難となります。

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    2022年05月23日 月曜日

    強く噛む力が害

    咬み合わせの力が強いと害を及ぼすことをご存じですか。
    ひょっとしたら歯ぎしりかなと思われた方も多いのではないでしょうか。

    咬合性外傷
    咬合性外傷とは、咬み合わせる力が強すぎるために、歯周組織や歯に影響が及ぶことを言います。
    歯茎や歯を支える歯槽骨、歯の摩耗や破折、アゴの関節などに問題を起こしてきます。
    自分はそんなに強く噛むことはないという方でも、夜間、無意識化で歯ぎしりしていることもあります。
    また、仕事などで歯を食いしばっていることもあります。

    咬合性外傷の症状
    噛んだ時に歯が痛い
    しみる、知覚過敏
    歯が摩耗している
    歯の破折
    歯周病の急な進行
    歯の動揺

    歯周病だと通常の噛む力でも害
    歯周病で弱った歯茎になっていれば、通常の噛む力でも、歯周組織が耐えることが出来ず害が及ぶことがあります。
    二次性咬合性外傷とも言います。

     

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