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    2021年05月31日 月曜日

    下前歯の裏側に歯石

    下の前歯の裏側に歯石がたまっているのが気になる。

    鏡で直接見やすく、良く付着する部位です。

    歯石がたまりやすい部分

    下の前歯の裏側、上の奥歯の外側は、歯肉縁上歯石がたまりやすい部位です。

    唾液腺、とりわけ大唾液腺と言われる耳下腺、舌下腺、顎下腺と言われる唾液腺開口部の位置が近くにあります。

    ほっぺたの内側のヒダは耳下腺開口部、舌の下の小丘部は舌下腺と顎下腺の開口部になっています。

    プラークは、唾液中のミネラル成分を吸って歯石になります。

    取り方

    ブラシでは歯石を取り除くことが出来ません。

    歯科医院で超音波スケーラー、ハンドスケーラーなどで取り除きます。

    気を付けなければいけないのは。見える歯石だけではなく、歯肉縁下歯石と呼ばれる歯肉の下にたまる歯石があるということです。

    下の前歯に見える歯石は歯肉縁上歯石で比較的除去しやすいのですが、歯肉縁下歯石は歯肉により為害作用があり取り除くのも困難です。

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    2021年05月24日 月曜日

    歯石が付いているとダメなのか

    歯石が付いているとダメなのでしょうか

    痛くもないし、歯茎も腫れていないし、特別困っていないのだが

    歯石の種類

    歯石には、歯肉縁上歯石(歯肉から上の見えているところに付く)と歯肉縁下歯石(歯肉の中に隠れて見えていない歯石)があります。

    歯肉縁上歯石は歯と同じ白い色をしていて、比較的簡単に取れます。唾液腺(ツバが出てくるところ)開口部付近に多く付着します。

    歯肉縁下歯石は、黒っぽい色をして固くて除去が困難です。為害作用が大きく、ポケット内部に付着しています。

    歯石の悪さ

    歯石は表面が凸凹しておりプラークが溜まりやすく、内部に歯周病原細菌から出毒素があり歯肉に炎症を起こします。

    ポケット内部からの出血の原因となります。

    血管を通して全身に拡散すると、動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー認知症などとの関連が心配されています。

    歯肉縁下歯石は根面溝、根分岐部などにあると除去は極めて難しく、歯周病治療を困難にしています。

    歯石はため込まず、こまめに除去しておくことが望まれます。

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    2021年05月17日 月曜日

    歯茎から排膿とは

    「歯茎から排膿している」とはどういうことでしょうか

    排膿とは、膿が出ている、ということで、炎症病変があると考えられます。

    歯周病、根尖病変などが考えられますが、歯茎の際から排膿していれば歯周病、

    根元からだと根尖病変の可能性が高くなります。

    歯周病

    歯周病が原因で排膿していても、歯茎が腫れてこない(膿が出てきているため)ので自覚がないこともあります。

    かなり歯周病が進行している場合が多いので早急に治療を介したほうが良いでしょう。

    根尖病変

    神経のあった管からの細菌感染が根尖に及び、その病変から歯肉から外部に膿の形が出てくるのです。

    外部から薬を付けたり、投薬では一時的にしか収まらないので、根管治療などが必要になります。

    病変が大きくなってきた場合には外科処置が必要な場合も出てきます。

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    2021年05月10日 月曜日

    歯周病では骨粗鬆症に注意

    歯周病と全身疾病の関係は、糖尿病が有名ですが、骨粗鬆症も最近話題になります。

    骨粗鬆症との関係

    歯周病によるわずかな炎症でも、骨粗鬆症が加わると強い骨吸収をきたすことが報告されています。

    また、骨粗鬆症の治療薬であるビスホスホネート系製剤は、歯周病が重度で抜歯を余儀なくされた場合、

    外科手術による骨壊死の可能性があります。抜歯後に骨を覆う歯肉ができず、痛みが続くものです。

    対策

    骨粗鬆症になった場合、特に歯周病管理が大切になります。

    歯周病が悪化しないためにもプラークコントロールと、継続的な歯周病管理をしていくことが大切です。

  • staffblog

    2021年05月03日 月曜日

    歯根には優しく

    歯の表面は丈夫なエナメル質に覆われています。

    歯の組織の硬さ

    エナメル質は、人体の中で最も硬く、骨よりも硬く、モース硬度で7 で水晶と同じくらいの硬さです。

    ところが歯根部になると表面を覆うのはセメント質(モース硬度は4~5)で、しかもはがれやすく、

    その下の象牙質(モース硬度は5~6)が表面に出ていることも多く見下掛けられます。

    歯根露出歯は気を付けて

    歯周病が進み歯根が露出してきた場合、歯磨き、特に歯磨剤を多くつけて力強く磨くことは避けましょう。

    最悪、神経が近くなるのでしみてきて痛みが強くなり、神経を失うことにもなりかねません。

    歯周病予防と磨き方には、気を配りましょう。

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