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2024年03月11日 月曜日
効果的な歯周病の治療の受け方
歯周病の治療に期待して、歯科医院に来院される方が多く見えるのは当然のことです。
今回は、「効果的な歯周病の治療の受け方」についてお話しします。そもそも歯周病の原因は
歯周病の初発原因は、プラーク中の歯周 病原菌です。
歯周病の治療を受けても、プラークが多く残っているようなら、治療効果は上がりません。
オレリーのプラークスコアで、20%以下にする目標があります。
最初にしっかりプラークを取り除くための方法を身に着けることが大切です。修飾因子を減らす
さらに歯周病を進行させ悪化させる修飾因子があります。
1. プラーク増加因子 (プラークリテンションファクター) というものがあります。
これは、プラークを取り除きにくくするものです。
歯石、歯並びの悪さ、不適合な修復物、口呼吸や小帯などが挙げられます。
2. 持病
糖尿病や骨粗鬆症は歯周病と深くかかわり、歯周病を悪化させる要因となります。
治療してコントロールされることが大切です。
3. 喫煙
タバコは歯周病に対しても悪影響を与えます。
4. ストレス、疲労、睡眠不足
免疫力を落とし、歯周病を悪化させます。咬合
何故歯周病と関係があるのかと、思われるかもしれません。
歯周病が進行すると、動揺が出てきて歯並びが乱れてきます。
そうすると、どこか最初に噛み合わせが強く当たってくる箇所(早期接触、咬頭干渉)が出てきます。
その部分には大きな噛み合わせの負荷がかかり、歯の周囲の骨を溶かしてしまいます。効果的な治療の受け方
以上のように、
1. プラークをしっかり落とすためのブラッシング方法を身に着けること。
2. 歯周病を悪化させる修飾因子を出来るだけ減らすこと。
3. 禁煙も大事です。
4. 咬み合わせも見てもらいましょう。
などがポイントとなります。 -
2024年03月04日 月曜日
歯間ブラシで出血する
歯間ブラシを使うと、出血してくる。もしかして歯周病?
歯間ブラシについて
歯間ブラシは、歯の間を清掃するのに適しています。
歯ブラシと併用することにより、プラークの量をかなり減少させることが出来ます。
歯間のサイズに合わせて歯間ブラシを選択することが大切です。
大きすぎると歯間を押し広げて、間の隙間が広がってしまいます。
歯間ブラシが挿入しづらい部位では、デンタルフロスを用います。出血する理由
1. 歯周病による炎症のために出血する。
炎症を起こしている歯肉は脆弱でぶよぶよしており、容易に出血し、痛みを伴うこともあります。
2. 歯間ブラシのやり方
無理やり挿入して歯肉を傷つけてたり、歯間ブラシでこすりすぎると出血します。 -
2024年02月26日 月曜日
歯の間に物が詰まる
歯の間に食物の線維などが詰まり、なかなか取り除けない、という経験を持たれている方は多いと思います。
「食片圧入」と言われています。何故詰まる
物の噛み方
食事で歯の間に入るような無理な噛み方をしてしまった。
歯周病
歯の間に隙間が開いていたり、歯が少し動揺していたりする場合、ものが詰まりやすくなります。
むし歯
歯の間のむし歯に物が引っ掛かってしまう。
詰め物が悪くなった
以前詰めてあった詰め物が不適となり、詰まってしまう。自分で即断せずしっかり見てもらう
歯の間に物が詰まるということは、様々な原因が考えられます。
自分で即断してこれだと思い込まずに、よく調べてもらいましょう。
治療すれば快適に食事ができるようになるケースが多いと思われます。 -
2024年02月19日 月曜日
歯周病で硬いものが噛めなくなる
歯周病が進行してきて、だんだん硬いものが噛めなくなってきた。
噛めない理由
1. 支えの骨の減少
歯周病でが進み歯を支えている骨の量が少なくなり、咬む力に耐えれなくなってきます。
やがて、通常の食べ物も噛むのが苦痛になってきます。
2. 歯周病による炎症
歯周病による炎症は、時に急性悪化することがあります。歯茎が腫れ、炎症により歯の動揺が大きくなります。
急性症状が治まるとやや回復しますが、炎症を繰り返すうちにさらに骨の量が失われてしまいます。
3. 早期接触
早期接触とは、噛み合わせた時にその部だけ最初に噛み合わさってしまうことを言います。歯周病によりこのような早期接触が起こり、
その部の歯周組織の破壊が進み、咬みづらくなっていきます。解決方法
歯周病治療、咬合調整などが必要です。
動揺歯は固定をします。
普段から定期的に健診を受け、歯周病が進行しないようにしましょう。 -
2024年02月12日 月曜日
骨粗鬆症だと歯周病に影響するのか
歯周病と全身疾患の関連性が指摘されています。
歯周病と骨粗鬆症
骨粗鬆症になると骨の密度が減少し、歯の周りの骨にも影響が及びます。
歯周病によるわずかな炎症でも、骨粗鬆症になると歯槽骨の大きな吸収につながり、重症化します。
歯の動揺、歯根の露出、歯間鼓形空隙の増大により食べ物が歯間に詰まりやすくなります。
硬いものが食べづらくなります。関連があると言われている疾病
糖尿病になると歯周病に罹りやすくなり、歯周病が悪化すると血糖コントロールに悪影響を与えると言われています。
骨粗鬆症は歯茎の骨にも影響を与えるため、歯周病が悪化しやすくなります。
歯周病は、動脈硬化症や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、誤嚥性肺炎、早産や低体重児出産、関節リウマチなどに悪影響を与えることが言われています。
肥満の人は、歯周病に罹患しやすくなります。
喫煙者は非喫煙者に比べて2 ~ 8 倍、歯周病に罹患しやすいことが報告されています。
ストレスにより歯周病が重症化しやすくなります。
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