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    2014年01月20日 月曜日

    スケーリング・ルートプレーニングの手順

    歯周基本治療では、プラークコントロールの徹底とスケーリング・ルートプレーニングなどの処置が行われます。
    そして、歯周病の原因となるプラーク(歯周病菌が中に入っている)を抑え込むのです。
    スケーリング・ルートプレーニング(SRP)とは
    スケーリングscalingは、歯面から歯石やプラークなどの付着物を取り除くことです。
    ルートプレーニングroot planingは、プラーク細菌により汚染された表層のセメント質や象牙質を除去し、硬く滑沢な歯面を露出させる処置です。
    歯肉縁下スケーリング・ルートプレーニングの手順
    1. 歯肉や口腔内清掃状況をチェックする。
    2. 歯周ポケットの深さを確認する。
    3. 状況に応じて局所麻酔をする。
    4. 超音波スケーラー、エアスケーラーで歯石取りをする。
    5. キュレットを用いてスケーリング・ルートプレーニングを行う。
    6. ポケット内の洗浄
    7. 術後の注意事項の説明

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    2014年01月13日 月曜日

    超音波スケーラーで歯石取り

    超音波スケーラーの仕組み
    超音波の振動で歯石を粉砕して除去する装置です。
    超音波発生機、ハンドピース、インサートチップ、フットスイッチから構成されています。
    メカニズムは、超音波発生機で発生させた超音波の出力電流をハンドピースの中で機械的振動に変え、インサートチップが毎秒25,000~30,000サイクルの微振動(振幅1/40mm以下)をする仕組みです。
    この振動により熱が生じるため、注水を行ってハンドピースとチップを冷却します。
    冷却水はチップ先端で霧状に噴出され、手術野を洗浄します。
    歯石除去の仕組みは、振動するチップが歯石に接触し、チップの振動が伝わって歯石が粉砕される機械的な作用であると考えられています。
    メリット
    1. 使い方が簡単で短時間で能率的に歯石除去を行えます。
    2. 冷却用の噴霧注水により、手術野の血液や除去した歯石片を洗浄しながら処置できます。
    3. 歯面に軽く当てればよいので、動揺歯でもスケーリングできます。
    デメリット
    1. ポケット内の根面の細かな変化を感知できないため、微小な歯石の除去が困難である。従って、手用スケーラーで仕上げを行う必要があります。
    2. この装置でルートプレーニングを行うのは困難です。

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    2014年01月06日 月曜日

    毛先を使う歯磨き

    ブラッシングの方法は、大きく2つのタイプに分けられます。
    「毛先を使う歯磨き」と「毛束の横腹を使う歯磨き」の方法があります。
    前者は、毛先を使うために、プラークの除去効果が高く、
    後者は、わき腹で歯肉をこすり、マッサージ効果が高いのが特徴です。
    毛先を使う方法
    昔から行われている「横磨き」「縦磨き」はこの代表です。
    いわゆる「横磨き法」は、歯頚部の歯質の摩耗を引き起こし、楔状欠損を起こす危険性があるので適切とは言えません。
    そこで、歯磨剤をつけずに、ストローク(歯ブラシを横に動かす距離)を小さくして危険性を少なくします。
    「スクラビング法」と呼ばれており、水平、垂直に動かす方法があります。
    水平スクラビング法
    中程度~軟毛の歯ブラシを歯面に垂直に当て、前後の水平方向に小刻みに動かします。
    垂直スクラビング法
    毛先を歯面に直角に当て根尖側から歯冠側に、次にその逆方向へと垂直方向に動かします。

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    2013年12月23日 月曜日

    歯周基本治療とは

    歯周基本治療とは、原因の除去を主体として、歯周病の進行を食い止め、さらに改善をさせる治療の事です。
    まず最初に、お口の中から歯周病の最大の原因であるプラークを取り除き、清潔な口腔にすることです。
    すなわち、口腔清掃状態の改善を第一の目的にしています。
    歯周基本治療には、口腔清掃の他に、プラークを付着しやすくしたり、除去しにくくする因子(プラーク増加因子)を取り除く処置として、スケーリング・ルートプレーニング、不良補綴物の除去や改善などが含まれます。
    歯周基本処置の内容
    1. ブラッシングなどの口腔清掃
    2. スケーリング・ルートプレーニング
    3. 強い咬合性外傷を引き起こす早期接触部を削合する咬合調整
    4. 疼痛を訴える部位の応急処置
    5. 知覚過敏の処置
    6. 欠損歯牙多く咀嚼できない場合には義歯の作成
    7. 強い動揺歯の暫間固定
    8. 保存不可能な歯の抜歯

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    2013年12月16日 月曜日

    歯周病による歯槽骨吸収

    歯周病が進行していくと歯の周囲の歯槽骨が溶けていきます。
    歯槽骨の破壊が始まると骨頂部の歯槽硬線(白線)が消失して骨頂が不明瞭になります。
    さらに破壊が進むと、根尖方向に向かって骨頂が吸収され定期ます。
    歯槽骨の吸収の型と分類
    歯槽骨吸収は、骨吸収の状態により水平性と垂直性の2つのパターンに分けられます。
    1. 水平性骨吸収
    歯槽骨頂部がほぼ均等に水平に吸収されたものです。
    通常、プラークによる炎症がほぼ均等に深部に波及し、水平性吸収が生じます。
    2. 垂直性骨吸収
    骨吸収が特定の部位に限局して進行し、骨が垂直に吸収したものです。
    炎症の他に咬合性外傷や食片圧入が関与している場合が多く見受けられます。
    Glickmanの分類は骨の壁面の数により、1壁性から4壁性に分類されます。

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