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2011年11月09日 水曜日
歯石除去をしよう。
歯石はどのようにして出来るのでしょう。
1. 食べ物が歯に付着するとそれを栄養源にして細菌が増殖して、プラーク(歯垢)とよばれる細菌の塊が出来ます。
2. このプラーク(歯垢)は、唾液のカルシウムを吸着して石灰化され、歯石になります。
プラークは、約2日間で歯石になります。歯垢のうちは歯磨きでとることができますが、歯石になると固くて歯磨きではとれません。しかも、歯石には凹凸があり、表面がざらざらした状態なのでプラークか(歯垢)がつきやすくなります。歯石そのものには害や毒はないのですが、歯石ができてしまうとプラークがたまり易く細菌が住みやすい状態になってしまうので、歯周病になるのです。歯石除去の方法
歯石は、見えている所につく、歯肉縁上歯石と、ポケットの中の見えない部分に出来る歯肉縁下歯石に分かれます。
歯周病が進行するとどんどんポケットの奥深くまで歯石がたまります。これを防ぐために歯石除去、スケーリングという処置をします。
1. 超音波スケーラーという器械で、先端を振動させて歯石を歯から剥がします。歯肉縁上歯石の場合は比較的うまく除去できますが、歯肉縁下の歯石はなかなかとれません。
2. スケーラーと呼ばれる手用器具で、カリカリ歯石を取る。熟練を要する処置になります。
3. レーザーを照射して歯石を取る場合もあります。歯石が付くのを阻止するためにも、ブラッシングは大切です。
また、歯石除去を定期的に歯科医院で行って歯周病予防をすることも大切です。天白区 コンドウ歯科
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2011年11月05日 土曜日
気が付かず、かかりやすい歯周病 天白区コンドウ歯科
歯周病は歯茎の周り(歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨)の病気で、歯肉炎や歯周炎の事を言います。症状が進むまで気が付かないことが多いので、サイレントディジーズと呼ばれています。また、日本人の成人の80%以上が歯周病にかかっています。
歯周病は、細菌の感染によって起こり、しかも複数の菌が起因しています。その原因は、歯と歯肉の境目にたまるプラーク(歯垢)中の細菌です。プラーク1mgの中には、およそ2~3億の細菌がいるといわれます。バイオフィルムという細菌の共同体を作り、悪さをします。プラーク中には、300~400種もの菌がいて、そのうちの歯周病の病原性を持っているものは、30~0種だと言われています。それらの歯周病菌の毒素が原因で歯肉に炎症をひき起こし、支えの歯槽骨を溶かしてしまい、ついには歯が抜けてしまいます。 -
2011年10月30日 日曜日
歯周病と関係のある疾患 天白区コンドウ歯科
1. 糖尿病
糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病は糖尿病を悪化させます。歯周病は、糖尿病の6番目の合併症です。
糖尿病にかかっている人は、そうでない人の3倍歯周病になるリスクが高まります。また、糖尿病の人は、歯周病が重度になり易く、進行も早まる傾向があります。
歯周病菌やその毒素が血管から体内に入ると、インシュリンが働きにくくなり、糖尿病を悪化すると言われています。糖尿病患者が歯周病を治療すると血糖値が下がるという報告もあるので、しっかり歯周病を治療し、歯周病予防に心がけましょう。
2. 心臓血管疾患
歯周病になっている人は、心筋梗塞のリスクが高くなります。
歯周炎の人は、そうでない人の2.1~3.4倍、心筋梗塞などの心臓血管疾患を発症するリスクが高いという報告があります。歯周組織の炎症で生産されたサイトカインが血管をとおって心臓血管に影響を及ぼすためだと考えられています。
3. 骨粗鬆症
骨粗鬆症の人は、歯周病が進行し易く重症になります。
4. 低体重児の出産
これも歯周病菌の影響による場合があります。 -
2011年10月23日 日曜日
歯周病や歯槽膿漏は、どのように進行するのだろう?
名古屋歯周病ガイドは、天白区のコンドウ歯科が監修しています。
歯を失う最大の原因は、虫歯ではなく、実は歯周病です。(歯周病42%、虫歯32%、破折11%、その他14%です。8020推進財団2005年全国抜歯原因調査) 正しいブラッシングと適切な治療をしましょう。
【歯周病の進行】
初期
歯の表面に歯垢や歯石がついていますが、自覚症状はありません。歯と歯の間の歯肉が赤く、腫れてブヨブヨしてきます。歯磨きをすると出血します。この状態は、歯肉炎といいます。適切なスケーリングなどの処置が行われ、歯磨きが励行されると元に戻ります。
中等度
歯の周囲の歯肉は赤く腫れます。口臭・出血・不快感が自覚されます。歯の間にものがつまりやすくなります。歯周ポケットが深くなり清掃が難しくなってきます。スケーリング、ブラッシング指導、噛み合わせ調整、生活習慣・食生活の改善などが必要になります。
重度
歯肉は化膿し、腫れてきます。硬いものが噛めなくなります。急性期という強く症状の現れる時期と、症状が隠れている慢性期を繰り返して、支えの骨が高度に溶けてきます。歯の動揺は大きくなります。歯周基本治療と、場合によっては歯周外科、歯周再生を伴う処置を必要とします。抜歯を余儀なくされる事もあります。 -
2011年10月17日 月曜日
歯周病は、歯磨きだけでは治らないのですか? 天白区の歯周病専門医院回答
歯周病は、プラーク(歯垢)の中の歯周病菌により引き起こされます。
このプラークを除去する方法として、毎日行っている歯磨きは、非常に有効です。
プラークと呼ばれているものの実際は、バイオフィルムとう細菌の共同体を作りその中に歯周病菌も含まれているのです。ヌルヌルとした糖質のバリア膜を持っており、ブラシでなかなか落とすことが出来なく、うがい薬もなかなか寄せ付けません。このバイオフィルムが歯周ポケットの中に存在して悪さをするのです。
歯磨きは、歯周病の初期段階では、それだけでかなりの効果が望めます。しかし、歯周病が進行してくるとポケットの中までブラシが届かず、もし届いたとしてもバイオアィルム除去までは難しくなります。
歯科医院でのスケーリング、バイオフィルム除去などの歯周病病治療に加え、ブラッシングをご家庭で行って下さい。
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