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    2016年09月26日 月曜日

    歯周ポケット深さの意味

    歯周炎になると歯周ポケットが深くなり病状が悪化するのでしょうか。
    実は、ポケットの深さだけではなく、ほかの要素も調べる必要があります。
    歯周ポケットの深さ
    ポケットの測定開始位置が、エナメル象牙境からであれば
    ある程度安定したデータが得られます。
    しかし、歯肉が退縮してきた場合、それより根尖の位置から測定する場合もあります。
    その場合すでに周囲の歯槽骨が吸収してきているのでポケットの数値が少なくても安心できません。
    従って歯周組織の量、ポケットの深さ、出血の有無、動揺度、歯間離開度などの
    様々なデータをもとに診断する必要
    があります。
    歯周炎の進行の観点から
    ポケットが深ければその中にプラークがたまり易くなります。
    次第に歯周炎は進行していくことが考えられます。
    治療方針は歯周ポケットをいかに浅くしていくかになります。
    歯周炎の進行には咬合性外傷という「力」の要素も深くかかわっています。
    また、ある種の全身疾病があると歯周炎のリスク因子ともなります。
    糖尿病、骨粗鬆症、ストレス等は深くかかわっています。

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    2016年09月19日 月曜日

    歯磨き上手

    ブラッシングは、虫歯予防や歯周病予防にとって大切です。
    毎日やっているのになぜか取り残しがあり、歯の間がすっきりしないこともあります。
    そこで、歯磨き上手になる方法をお話しします。
    歯磨きの目的
    1. 歯周病や虫歯の原因となるプラーク(歯垢)を取り除く。
    2. 歯の間に詰まった食べかすを取る。
    3. 口臭を防止する。
    4. 歯に付着した着色汚れを取り除き、本来の白さを保つ。

    歯の磨き方の基本
    歯並び、歯の形態、欠損の状況、歯肉の状態などは、
    その人により違いがあり、お口の中の環境も経年的に変化があります。
    そこで、
    1.  お口の観察をよく行うことが大切です。
    手鏡や洗面台の鏡で歯の一本一本の生え方、歯肉の位置、歯のふぃだの隙間の状態を
    よく観察して、どこに汚れが残っているか調べます。歯の間は良く見えないこともあるので
    実際のブラシを当てた時についてくる汚れを観察します。
    2.  ブラシを当ててみます。
    その際、歯磨き粉はつけません。アワアワになり
    どこにブラシの毛が当たっているかわからなくなるからです。
    歯面に正確に当たっていることが大切です。
    3. ブラシを細かく動かしてみます。
    慌てて動かすのではなく、細かく、ゆっくり動かして歯のカーブに沿って当たっているかを確かめます。
    4. ブラシの毛先が動いてプラークが取り除かれます。
    ブラシを歯面に当てる強さが強すぎると、毛先が広がり歯面から離れてしまい上手く磨けません。
    毛先がシャカシャカと歯面に当たってプラークが落ちる感覚をつかみましょう。
    ワンポイントアドバイス
    動かす方向、振幅幅、強さ等は、その部位に応じて変えます。
    ブラシが当たらない、あるいは届きにくい部分は、補助清掃具を用います。
    デンタルフロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどを使って補います。
    毛の硬さは、硬い方が清掃効率が良いのですが、歯肉が弱っている場合には、
    柔らかい毛のブラシから始めます。

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    2016年09月12日 月曜日

    矯正治療と歯周病

    歯並びを整えるために矯正歯科治療を受けたい、あるいは受けている方が
    注意していただきたいのは歯周病です。
    通常のマルチブラケット装置は歯磨きがやりにくく汚れもたまり易いので
    丁寧に磨く必要があります。
    最近では、インビザラインを体表とするマウスピース型矯正が登場しています。
    歯磨きの時は取り外すので、普通に歯磨きできると油断してないですか。
    矯正治療で注意すること
    1. 装置の間のプラークを丁寧に除去する。
    当たり前のことですが、虫歯や歯周病のリスクを少なくするために
    これまで以上に念入りに磨きます。
    ポイントは歯科衛生士に指導を受け、それを確実に実践することです。
    2. 骨の再生に配慮する。
    歯の移動は、歯槽骨の吸収と添加によって起こるので
    歯が移動した後の添加の時に歯周病が邪魔して骨が上手くできません。
    歯茎が出たり、歯が動揺してきます。これはどのタイプの矯正装置でも起こってきます。
    3. 無理な高望みはしない。
    どうしても綺麗になりたいと骨格的なアンバランスを無視して歯の移動だけを行うと
    アゴの中心から外れた位置まで歯の移動が強いられます。
    当然歯茎の安定が悪く、歯槽骨から外れているので歯根露出、歯周病のリスクも
    高くなってしまいます。
    歯科医院でよく相談して歯周病対策をしましょう。

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    2016年09月05日 月曜日

    歯周炎になり骨が溶けるプロセス

    歯周炎になると、上皮付着と呼ばれる歯の周りの組織が破壊されて、
    歯周ポケットができます。
    そのポケットに生息する歯周病原因性菌が増殖して炎症が進行します。
    骨のリモデリングとは
    骨は体の支持組織として、荷重を支え、カルシウムの貯蔵庫としての働きを持っています。
    これらの役割を果たすために、骨組織は生涯を通じて吸収と形成を繰り返します。
    この現象を「骨のりモデリング」といいます。
    歯の周りの歯槽骨が吸収するプロセス
    1. 歯周ポケットで歯周病原性菌が増殖します。
    2. 菌からリポ多糖など菌体成分が放出されます。
    3. それにより歯周組織に炎症が誘発されます。
    4. またその菌体成分は、破骨細胞の分化を誘導します。
    5. 破骨細胞が活発化することにより歯槽骨の吸収が起こります。
    歯周病による歯槽骨の吸収
    歯周病による歯槽骨の吸収は、リモデリングによる形成が
    損なわれた結果です。

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    2016年08月29日 月曜日

    歯茎が下がってきた

    「歯茎が下がり、歯が長くなってしまった。」という悩みを
    持つ方が大勢いらっしゃいます。
    では、どうしてこうなってしまったのでしょうか。
    ここ1~2年くらいだんだん目立ってきた。
    いや、もう少し前から?
    原因は1つとは限りません。
    考えられる原因とは
    1. 歯周病で歯の周りの組織が失われた。
    ブラーの付着が多く、歯周ポケットが深いために歯茎の炎症が深部まで進み、
    その結果歯槽骨や歯茎の量が減り歯茎が下がってしまうパターンです。
    2. 不適切なブラッシング
    プラークの付着はほとんどないが、力を入れすぎたり、ブラシを動かす方向が悪かったり、
    磨き過ぎてしまったりで歯茎を下げてしまうパターンです。
    3. 歯の位置異常
    歯列の外側に歯が飛び出ている場合には、歯茎の外側の組織が少なく歯茎が痩せやすくなります。
    4. もともと歯根の外則の歯周組織の量が少ない
    日本人によくみられるのがこのパターンで、
    解剖学的に歯の周りの骨と歯肉が薄い場合です。
    付着歯肉と言われる歯の周りの硬い歯肉組織の幅が少ないと歯肉退縮しやすいです。
    5. 矯正治療時の管理不十分
    歯の移動は、骨の吸収と添加の繰り返しによって起こります。
    特に、成人矯正の場合、プラークによる炎症があると骨の添加が十分に行われなくなり、
    結果として歯茎が下がります。

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