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    2014年05月19日 月曜日

    咬合性外傷による歯周組織の変化 名古屋コンドウ歯科

    咬合性外傷は、過度の咬合力によってと繰り返される組織の牽引や圧迫に伴う歯根膜の物理的損傷や
    循環障害に由来する退行性病変です。
    すなわち、歯周組織の変性や壊死が起こってくるのです。
    圧迫側における歯周組織の変化
    歯周組織加わる力がその適応力を超えている場合には、歯根膜腔が圧迫されます。
    狭くなった歯根膜腔の血管には循環障害が起こってきます。
    さらに力が強い場合には、破骨細胞が現れて、圧迫部に破骨の吸収が起こってきます。
    牽引側の変化
    咬合力が歯周組織の適応力を超えた場合には、牽引側の歯根膜線維は伸展され、
    歯根膜腔は拡大され歯槽骨面には骨の新生が見られます。
    さらに牽引する力が強い場合には、歯根膜線維は伸展し硝子様変性を起こし、
    循環障害(出血や血栓形成)を伴うこともあります。
    歯根膜線維がさらに進展されると、断裂したり、セメント質が剥離、歯槽骨の吸収も見られます。

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    2014年05月12日 月曜日

    歯周病と関連ある全身疾患 名古屋 コンドウ歯科

    歯周組織の抵抗を弱め、歯周病の進行を促進するような全身性因子、
    特にプラーク細菌に対する感染防御力を低下させる因子が問題となります。
    それは、歯周基本治療や歯周外科治療における妨げとなります。
    歯周病のリスクファクターとなる全身状態、全身性修飾因子
    不可変なリスクファクター
    パピヨン-ルフェーブル症候群、ダウン症
    可変的リスクファクター
    糖尿病、血液疾患、ホルモンバランスの崩れ、骨粗鬆症など、
    薬物副作用、栄養不良、喫煙(タール、ニコチン)、
    ストレス(過度の仕事、社会的・精神的境遇)
    歯周病がリスクファクターとなる全身疾患
    糖尿病、心臓血管疾患、脳虚血疾患、誤嚥性肺炎、早期低体重児出産、
    骨粗鬆症、掌蹠膿胞症、バージャー病、メタボリックシンドロームなど

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    2014年05月06日 火曜日

    歯肉退縮の原因 名古屋 コンドウ歯科

    歯肉退縮すると、審美的に見た目が悪くなるばかりか、歯茎の位置が不揃いとなりプラークコントロールもうまくいかなくなります。
    歯肉が退縮した時の症状
    1. 楔状欠損がみられる。
    2. 知覚過敏の症状がみられる。
    3. 根面カリエスになる。
    4. 歯頚線が不揃いとなり審美的に悪くなる。
    5. 歯周病で歯槽骨が吸収された場合に多く見られる。
    6. 修復物のマージンが露出する。
    歯肉退縮の原因
    1. 付着歯肉の不足
    可動粘膜である歯槽粘膜に引っ張られて歯肉が退縮しやすい。
    2. 小帯の高位付着
    小帯に引っ張られやすい。
    3. 歯牙の位置異常
    唇側部に歯の位置があると内部の歯槽骨、歯肉の圧のが不足する。
    4. プラークによる炎症
    歯周組織の炎症により、歯槽骨の吸収とそれに伴う歯肉の退縮がみられる。
    5. 不適切なブラッシング
    ブラシの当て方、強いブラシ圧、歯磨剤の付け過ぎなどの不適切な磨き方が原因する。
    6. 成人矯正
    歯の移動に伴う歯槽骨の吸収、新生がうまくいかず、吸収の方が勝ってしまう。

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    2014年04月22日 火曜日

    下顎の限界運動と習慣性開閉運動 天白区コンドウ歯科

    日常無意識にアゴを動かしていますが、この動きには限界があります。
    通常の習慣的な動きは、この限界の範囲内である程度一定の動きをしています。
    もし、異常がある場合には習慣的な動きに乱れが生じます。
    下顎の限界運動
    下顎はある範囲内では自由に運動できます。
    しかし、一定の範囲(限界運動)の外に出ることはないので、この限界上を通る運動を限界運動bouder movementと言います。
    この運動の上限は上顎の歯によって規制され、他は顎関節や筋によって規定されます。
    限界運動路は、咬頭嵌合位IP(中心咬合位CO)、後方接触位RP(中心位CR)、最前方位P、最大開口位Mなどがあります。
    習慣性開閉運動
    日常の習慣に従ってアゴを開閉する運動です。
    正面から観察した場合、健常者では安静位から左右にほとんどズレルことはなく、スムーズに咬頭嵌合位に入り終了します。
    歯周病などで、早期接触がある場合、これを避けようとして左右前後にズレた運動路を取ることがあります。

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    2014年04月15日 火曜日

    歯周外科治療後のメインテナンス 名古屋コンドウ歯科

    歯周病の基本治療で症状が改善されない場合、歯周外科治療を行うという選択があります。
    その後には、術後の管理の良否が予後に大きく影響します。
    メインテナンスをしっかり行い、プラークコントロール徹底と咬合性外傷を除去する事が大切です。
    歯周外科の目的
    1. ポケットを形成している歯肉を再び付着させてポケットを浅くする。
    2. 口腔清掃を困難にする歯肉、歯槽骨、小帯、口腔粘膜の形態異常などの改善をする。
    3. 失われた歯周組織の再生をする。
    4. 歯肉の退縮による審美性を改善する。
    5. 適切な保存修復や補綴処置を行うための歯周組織の形態修整をする。
    術後のメインテナンス
    1~2週間後に抜糸、パック除去などをしたら、軟かい術後用のハブラシでブラッシングをします。
    手術により歯肉の形態が変化しているので、歯科衛生士よりハミガキ指導を受けます。
    3~4週間後には、普通の硬さのブラシに戻すことが出来ます。
    歯間部の清掃も丁寧に行います。
    その後メインテナンスに入っていきます。

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