マイクロスコープによる

用語集

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    2012年02月05日 日曜日

    歯軋り

    歯軋り(はぎしり)は、ブラキシズムbruxismとも呼ばれています。咬合の不調和、ストレスなどが原因でおこり、無意識で咀嚼筋の緊張が起きます。グライディング(歯軋り)、クレンチング(くいしばり)、タッピング(歯をカチカチ咬み鳴らす)などの種類があります。食べ物などが介在せず、長時間歯に強い力が加わるため、歯周組織の破壊や歯の摩耗を起こします。また、知覚過敏の原因にもなります。
    ■ 歯軋りの種類 ■
    グライディング

    いわゆる歯軋りのことで、お口の中に食べ物がない状態で、上下の歯を強く接触させながら、側方や前後方向に歯を強くこすり合わせます。睡眠時に行う場合は、無意識に強い力が加わり、キリキリと大きな音を出し、歯のエナメル質や象牙質が摩耗します。
    クレンチング
    いわゆる食いしばりのことです。やはりお口の中に食べ物がない状態で、上下の歯を接触させて強くかみしめる状態のことを言います。クレンチングでは、上下の歯をかみしめる瞬間にわずかな接触音がします。咬耗もグライディングのような著しいものでは生じません。
    タッピング
    お口の中に食べ物がない状態で、カチカチと何度も連続して歯を咬み合わせる運動のことを言います。タッピングには、体が冷えた時にアゴが震えてカチカチと歯を咬み合わせる生理的な反応もあります。しかし、歯軋りとしてのタッピングは、これといった誘因なしに習慣性に現れるものを指します。

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    2012年01月23日 月曜日

    アタッチメントレベルとプロービングデプスの違い

    アタッチメントレベル(付着の位置)とは、歯肉が歯に付着する位置、すなわち歯肉溝底部やポケット底部の位置のことを指します。通常は、セメント-エナメル境CEJからポケット底までの距離のことを言います。この数値は、歯周病の進行や改善の指標として用いられます。

    アタッチメントレベルの意義
    アタッタメントレベルはその時点の距離よりも、治療後の距離と比較することに意味があります。
    1. アタッチメントゲインとは、付着の獲得のことで、治療後に距離が浅くなった場合です。
    2. アタッチメントロスとは、付着の喪失のことで、 距離が深くなっている場合です。歯周病が進行するとその距離が深くなり、アタッチメントロスが増えたことになります。

    プロービングデプス(通常のポケット測定)との違い
    ブロービングデブスとの違いは、深さの測定基準です。底の部分は両方とも歯周ポケットの底までですが、天井の部分がアタッチメントレベルでは歯肉ではなく、位置の変化しないセメント-エナメル境の部分になっています。プロービノグデプスでポケットが浅くなったから、歯周病がよくなったとはいえず、歯肉が退縮して相対的に数値が減ることもあるのです。その点、アタッチメントレベルは、通常測定するポケットの深さだけよりもより信頼性のある数値と言えます。

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    2011年12月25日 日曜日

    付着歯肉

    付着歯肉は、辺縁歯肉の根尖部寄りに位置して、しっかリとした硬い歯肉の組織で出来ています。この付着歯肉の量が多ければ、その歯は、歯周病に対して抵抗力があると言われています。逆に付着歯肉の喪失により歯周病による炎症は根尖部への波及が早まり、深い歯周ポケットを形成していきます。
    付着歯肉では、高い結合組織乳頭によって上皮が突出するため、その表面には丘状の小さな隆起(斑点)がみられ、小さな隆起の間は浅いくぼみとなっており、オレンジの皮に似ています。上皮表面にみられるこのくぼみをスティップリングstipplingと呼び、機械的な衝撃に対応するものと考えられています。浮腫や進行性の歯肉炎の時にはスティプリングが消失します。

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    2011年12月10日 土曜日

    遊離歯肉

    遊離歯肉とは、歯頚部を輪状に取り囲んでいる狭い部分のことで、遊離歯肉溝free gingival grooveという境界線で付着歯肉と隔てられています。この溝は歯肉縁から0.5~1.5mm離れた位置にあり、ほぼ歯肉縁と並行して走行しています。この溝は肉眼的に確認が難しい場合もあります。
    歯頚線彎曲と一致して唇舌側にみられる遊離歯肉を辺縁歯肉と呼んでいます。
    歯周病で遊離歯肉に炎症が及ぶと、発赤、腫脹、出血といった症状が見られるようになれます。
    天白区コンドウ歯科

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    2011年11月29日 火曜日

    歯間乳頭

    歯間乳頭interdental papillaとは、歯と歯の間の三角形にとがった歯肉の事を言います。その三角形の底部は、両隣在歯の歯頚部のほぼ最深部に当たる歯肉縁を結んだ線に一致しています。
    歯間乳頭部は、歯周病で最初に炎症にかかりやすい部位です。赤くなったり、腫れてきたりするのでこの部を注視していれば、一つの診断の目安になります。また、周囲の骨が歯周病で溶けてきた場合、三角形が崩れて痩せて、物がつまるようになります。間違った歯間ブラシの使用(挿入方向不良、大きなサイズの歯間ブラシの使用)をすると、歯間乳頭を失います。
    歯間乳頭を大切に、健康な状態を保つように歯磨きを丁寧にしましょう。

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