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2011年08月13日 土曜日
歯周病予防の方法
歯周病を予防するためには、歯周病の原因であるプラーク(歯垢)を除去することが大切です。プラークを取り除くことや、つきにくくすることをプラークコントロールといいます。その方法は、ご家庭で毎日行うブラッシング(セルフケア)と歯科医院で行う専門的なケア(プロフェッショナルケア)があります。さらに、歯周病のリスクファクター(噛み合わせの悪さ、歯ぎしり、不適合冠、虫歯など)である危険因子をなくす治療も大切です。また、全身の免疫力が低下すると歯周病菌が活躍するので、体調管理、病気の予防、生活習慣などにも配慮しましょう。
1. セルフケア
自分のお口に適したブラシを使い、早めのブラシの交換で毎日、効率的に歯磨きをしましょう。
磨く順序を決め、磨き残しをなくしましょう。
鏡を見ながらブラシが的確に当たるのを確認しましょう。
デンタルフロス、歯間ブラシなども併用すると良いでしょう。
2. プロフェッショナルケア
歯周病は、自覚症状がなく「静かな疾病」と言われています。
定期的な健診で歯周検査をしてもらいましょう。
また、メインテナンス時のスケーリング、PMTCで、
歯周病予防をしましょう。
セルフケアと、プロフェッショナルケアの2つが車の両輪となり、予防が上手くいくのです。 -
2011年08月12日 金曜日
プラーク(歯垢)とは
プラークとは、お口の中の細菌の塊である歯垢(しこう)のことです。食べかすのことではありません。
肉眼的には、歯の表面に付着する乳黄白色の粘り気のある皮膜です。
このプラークは、食べ物の食べかすなどの養分で、どんどん増殖していきます。
プラークの中の細菌には、むし歯や歯周病(歯槽膿漏)の原因菌が多数存在しています。
口臭の原因にもなります。
歯垢の1mgの中には、およそ2~3億の細菌がいるといわれます。バイオフィルムという細菌の共同体を作り、悪さをします。
プラーク(歯垢)が長い間歯に着いたままになっていると、唾液中のカルシウムが沈着して石灰化して歯石になります。
歯石になると歯ブラシでは落とせなくなります。 -
2011年08月11日 木曜日
歯石
口の中のプラーク(歯垢)や付着物などが唾液の成分によって石灰化したものが歯石です。
歯肉緑上にできるものと、歯肉緑下にできるものがあり、歯肉緑下にできるものは悪質なものが多いので気をつけましょう。
石灰化して硬くなっているので、歯ブラシで除去することは困難です。
1. 歯肉縁上歯石
歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)とは、歯肉縁より上の部分に付着した歯石のことで、歯肉の境目に沿って付着します。歯肉縁上歯石は白色または黄白色で、外から見える部分に付着しているので肉眼で確認できるため、歯科医院での通常のスケーリング(歯石除去)で比較的簡単に除去することが出来ます。
2. 歯肉縁下歯石
歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)とは、歯肉縁より下、つまり歯周ポケット内の歯根部分に付着した歯石のことで、歯周ポケットからの浸出液や血液に由来するヘモグロビンなどを含むため、黒褐色でとても硬く、縁上歯石と比較して付着する速度は遅いものの歯面への固着力が強く、除去は非常に困難です。 -
2011年08月07日 日曜日
プラーク除去は、ブラッシングの目的
歯にへばりついている、爪でひっかいて取ると白いもの。それはプラークです。
磨き残しから生じる歯垢(プラーク)は細菌の塊で、歯周病の原因であります。家庭での歯周病管理として、毎日歯ブラシで歯垢を除去することは非常に重要です。また、歯間ブラシや糸ようじの併用も有効です。超音波ブラシや殺菌作用がある洗口液の使用も有用ではありますが、過信は禁物です。就寝前には十分に時間をかけて丁寧に磨いてください。歯周病は体の免疫力が弱まると進行する病気ですから、全身的な体調管理にも気を付けて下さい。歯周病は「沈黙の病」とも言われる病気で、病状が進行するまでは自覚症状がほとんど現れません。自覚症状がなくても歯科医院での定期的健診や家庭での管理、歯周病予防が大切です。 -
2011年08月05日 金曜日
歯周ポケットって何?
歯周ポケットとは、歯と歯肉の間にある溝のことです。
健康な場合、歯肉溝といって1mm程度の深さです。
歯周病になるとだんだん深くなり、「歯周ポケット」と呼ばれるのです。
この歯周ポケットは、歯肉が腫れたり、歯肉が歯から剥がれてしまうことにより深くなっていきます。
2~3mm程度なら歯ブラシが届きますが、それ以上になると難しくなります。
ポケットにはプラークがたまり、さらに悪化していきます。
4~5mmになると歯科医院で行うスケーリング(歯石除去)の器具も到達が難しくなってきます。
6mm以上になると重症といわれ、通常の治療が困難になり、歯周外科の対象になります。歯周ポケットを作らないため、日頃からのブラッシングに心がけ、予防を大切にしましょう。
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