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用語集

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    2014年03月24日 月曜日

    ファーケーションプラスティー 名古屋市コンドウ歯科

    ファーケーションプラスティーfurcation plastyとは、歯周病の根分岐部病変に対する治療法で、根分岐部形態修整の事です。
    Lindheらが発表している治療法で、根分岐部病変1度の進行した症例や2度の初期の症例に対して、
    目的
    1. 自浄作用を高めて患者による口腔清掃を容易にする。
    2. 術者の根面処置を容易にする。

    方法
    1. オドントプラスティーodontoplasty、歯の整形術   根分岐部の歯面を削合しする。
    2. オステオプラスティーosteoplasty、骨整形術      骨の形態を修正する。

    根分岐部が歯肉縁下に位置する場合の術式は、
    1. フラップ手術により歯肉弁を剥離反転し、根分岐部を直視して、インスツルメントを到達しやすくする。
    2. 根分岐部のスケーリング ルートプレーニング(根面の汚染物質除去)、キュレッタージ(炎症性肉芽組織の除去)を行う。
    3. オドントプラスティー(歯の整形術)を行う。
    根分岐部の入り口の歯質を削って、根分岐部の狭い入口を広げ、水平方向のポケットを減少させる。
    4. 骨の形態が著しく異常な場合は、 オステオプラスティー(骨整形術) も行う。
    5. 歯肉弁を戻して縫合をする。

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    2014年02月10日 月曜日

    歯根分離(歯根分割保存術)

    歯根分割保存術とは、根分岐部で歯冠と共に歯根を分割して、その両方の歯根とも保存して残す方法です。
    歯根分離をした歯根は、その支持歯周組織を喪失することがない(歯根を抜去した場合には失われる)のがメリットです。
    適応症
    1. 根分岐部病変が重度(3度または2度)であるが、両根とも支持歯周組織が比較的多い場合。
     2.歯根の離開が狭かったり、分岐の位置が根尖寄りで、そのままではトンネル形成などの保存療法が困難である。
    3. 根分割して連結部を歯冠寄りにしたり、歯根を矯正移動して根分岐部のスペースを広げれば、根分割部の清掃が容易になり予後が良好になると思われる場合。
    4. 根分岐部に齲蝕がある。
    根分割矯正治療法
    両根の間が狭い場合、分割した歯根間の清掃性を良くするために行います。
    歯根を広げるように矯正力を掛けます。

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    2013年12月31日 火曜日

    急性歯肉膿瘍、急性歯周膿瘍

    歯周病が原因で、急に歯肉がブクッと腫れて炎症を起こすものを「急性歯肉膿瘍」、「急性歯周膿瘍」または、「歯周炎の急性発作」と言います。
    症状
    歯肉が化膿し、赤くなって腫れて、腫れた部分を指で触るとブヨブヨ感があります。
    痛みがあり、出血したり、膿(うみ)が出てくることもあります。
    原因
    慢性歯肉炎または辺縁性歯周炎になっており、ポケット内細菌がポケット上皮の損傷したところから侵入し、組織の防御機構を破って増殖して生じます。
    そして、細菌感染によって化膿性の炎症を起こし、歯肉に発赤、腫脹、自発痛、圧痛を起こしてきます。
    歯肉が腫れてきた部分は、膿瘍と言って炎症によって生じた白血球、リンパ球、マクロファージなどの細菌と戦った物質が膿となり、毛細血管や肉芽といったものが見られます。
    発症しやすいのは
    1. 深いポケット、特に骨縁下ポケットや根分岐部病変のある歯へ咬合性外傷が加わったり、ポケット内へ食べ物や異物が入り込んだ場合
    2. 風邪や糖尿病などによって生体の防御機構が低下した場合
    3. 歯根が破折している場合
    治療
    1. 抗菌薬を投与をする。「経口投与」と「歯周ポケット内投与」があります。
    2. 膿瘍を切開して膿を出す。
    急性炎症が治まったら、歯周基本治療のスケーリング・ルートプレーニングやプラークコントロールをはじめとする一連の治療を行います。

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    2013年08月26日 月曜日

    サポーティブペリオドンタルセラピー

    サポーティブペリオドンタルセラピーSupportive periodontal therapyとは、「病状安定」の状態を維持するための治療の事です。
    略語でSPTと言います。

    どのようなことをするの?
    定期的に来院していただき、再評価検査をします。
    必要に応じて、歯周基本治療である口腔清掃指導、スケーリング・ルートプレーニング、咬合調整、専門的機械的歯面清掃PMTC、ポケット内栓状などを行います。
    症例によっては、再検査結果から、歯周外科治療、固定、根分岐部病変治療などを行うこともあります。
    病状安定とは?
    歯周病が進行していると(中等度~重度)、歯周病治療(歯周基本治療、歯周外科治療、咬合性外傷の治療など)によって大部分は健康を回復するが、一部に病変(4mm以上のポケット、根分岐部病変、歯の動揺など)が進行を停止した状態で残存し、これ以上の改善が難しい場合がある。この状態を「病状安定」と呼ぶ。

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    2013年04月01日 月曜日

    垂直性骨吸収

    歯周病になり、歯肉炎が進み歯周炎になると歯槽骨が吸収してきます。
    歯肉炎では歯肉に炎症が限局していますが、歯周炎になるとさらに奥まで炎症が進みポケットが深くなるだけではなく歯槽骨も溶けてきます。
    歯槽骨が溶けるパターンは、水平性と垂直性に分かれます。
    垂直性骨吸収とは
    ・ 骨吸収が特定の部位に限局して進行し、骨が垂直(楔状)に吸収したものです。
    ・ 骨縁下ポケットの部位の歯槽骨の吸収タイプです。
    ・ 炎症の他に咬合性外傷や食片圧入が関与している場合が多く見受けられます。
    ・ 垂直性吸収は、歯槽骨の幅が広い部位で生じやすく、幅の狭い部位では水平性吸収になる場合が多いです。
    Glickmanの分類
    垂直性吸収は、Glickmanの分類があり、残存している骨の壁面の数により分けられます。
    1. 3壁性 骨欠損が3つの骨壁に囲まれている。垂直性骨欠損の底部に多い。治療により骨再生が生じる可能性が高い。
    2. 2壁性 骨欠損が2つの骨壁に囲まれている。骨再生の可能性もある。
    3. 1壁性 骨欠損に骨壁が1つしかないもの。骨の再生が生じにくい。
    4. 4壁性 歯根を骨欠損がぐるりと取り囲むもの。実際には種々のタイプが組み合わさって出現する。骨欠損の歯冠側は1壁性、底部は2、3壁性のことも多い。
     

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